所収論文 |
タイトル |
趣旨説明「特集 令和6年能登半島地震と災害対応の実践」 |
英語タイトル |
Purpose Explanation:"Special Feature:The 2024 Noto Peninsula Earthquake and Disaster Response Prectices" |
著者 |
相原 淳一
, AIHARA Junichi
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ページ範囲 |
1 - 4
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NAID |
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都道府県 |
|
時代 |
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文化財種別 |
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史跡・遺跡種別 |
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遺物(材質分類) |
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学問種別 |
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テーマ |
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他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=淳一|last=相原|contribution=趣旨説明「特集 令和6年能登半島地震と災害対応の実践」|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
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タイトル |
能登半島地震に関わる石川考古学研究会の取り組み |
英語タイトル |
Efforts of the Ishikawa Archeology Research Group During the Noto Peninsula Earthquake |
著者 |
河村 好光
, Yoshimitsu Yoshimitsu
|
ページ範囲 |
5 - 18
|
NAID |
|
都道府県 |
石川県
|
時代 |
縄文
弥生
古墳
中世(細分不明)
近世(細分不明)
|
文化財種別 |
史跡
建造物
絵画
歴史資料
考古資料
有形文化財
|
史跡・遺跡種別 |
|
遺物(材質分類) |
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学問種別 |
考古学
文献史学
文化財科学
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テーマ |
事業報告
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他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=好光|last=河村|contribution=能登半島地震に関わる石川考古学研究会の取り組み|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
発災直後から7月までの200日余、令和6年能登半島地震に関わる石川考古学研究会の取り組みを振り返える。 |
タイトル |
令和6年能登半島地震津波堆積物の現地調査と珪藻分析 -石川県能登町白丸地区・珠洲市飯田町採取試料から- |
英語タイトル |
Field Survey and Diatom Analysis of the 2024 Noto Peninsula Earthquake Tsunami Sediments - Diatom Analysis of Samples Collected from Shiromaru District, Noto Town, and Iidamachi District, Suzu City, in Ishikawa Prefecture - |
著者 |
野口 真利江
, NOGUCHI Marie
相原 淳一
, AIHARA Junichi
吾妻 俊典
, AZUMA Toshinori
|
ページ範囲 |
19 - 40
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NAID |
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都道府県 |
宮城県
石川県
|
時代 |
弥生
近代(細分不明)
|
文化財種別 |
その他
|
史跡・遺跡種別 |
その他
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遺物(材質分類) |
自然物
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学問種別 |
考古学
文化財科学
地質学
その他
|
テーマ |
年代特定
調査技術
その他
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他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=真利江|last=野口|first2=淳一|last2=相原|first3=俊典|last3=吾妻|contribution=令和6年能登半島地震津波堆積物の現地調査と珪藻分析 -石川県能登町白丸地区・珠洲市飯田町採取試料から-|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
今回の2024 年3 月17 日に実施した能登町白丸地区・珠洲市飯田町地区の津波堆積物に関する現地調査では、2004 年スマトラ島沖地震インド洋大津波や2011 年東日本大震災直後に観察されたいくつかの事象を再確認することができた。 ①津波堆積物の層厚がごくわずかであっても、白丸地区・飯田町地区ともに1 階部分を津波は突き抜けており、津波堆積物の層厚と実際の津波浸水高には大きな乖離があること ②白丸地区では、吹きっ曝しとなっており、津波堆積物の表層には風紋が生じ、上部は風成層に変化していたこと ③飯田町地区では、防潮堤が津波によって破壊され,直接海水が入り込んでおり、目視で多くの貝殻片を確認することができたこと ④窪地(白丸地区:U 字溝,飯田町地区:地割れ)には厚い津波堆積物が残され、それぞれ上下2 層に分けられること ⑤津波堆積物中に含まれる被災物の年代は、昭和~平成に属し、イベント発生年代とは必ずしも合致しないこと これらは、調査現場から試料採取し、研究室で行われる自然科学分析とは異なり、リアルオンタイムの進行中の調査現場で観察される事象であり、考古学の発掘調査現場の観察にも広く応用可能なものと考えられた。 珪藻分析では、白丸地区では淡水種がやや特徴的で、飯田町地区では海水種の方が特徴的であった。分析の詳細については、機会を改めることとした。 |
タイトル |
越後平野における地震痕跡-液状化跡を検出した遺跡の立地- |
英語タイトル |
Traits of Earthquakes in the Echigo Plain: Locations of the Sites Where Traits of Soil Liquefaction were Identified |
著者 |
加藤 学
, KATO Manabu
|
ページ範囲 |
41 - 52
|
NAID |
|
都道府県 |
新潟県
|
時代 |
縄文
弥生
古墳
飛鳥白鳳
奈良
平安
鎌倉
南北朝
室町
戦国
安土桃山
江戸
|
文化財種別 |
|
史跡・遺跡種別 |
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遺物(材質分類) |
|
学問種別 |
考古学
地質学
|
テーマ |
|
他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=学|last=加藤|contribution=越後平野における地震痕跡-液状化跡を検出した遺跡の立地-|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
越後平野は、液状化が発生しやすい環境にあり、能登半島地震においても甚大な被害が発生した。遺跡調査でも液状化跡が多数発見されている地域であり、縄文時代後期から江戸時代の65遺跡で痕跡を確認した。その立地を検討した結果、標高10m以下の範囲、河川や潟湖に近い範囲で検出されており、地下水を多く含む地域で液状化が発生したと考えられた。また、新潟地震と能登半島地震においては、液状化が同じ範囲で繰り返されたが、複数時期の液状化跡が検出された遺跡が多数認められた。このことは、過去に液状化した地域において、今後も液状化を繰り返す可能性を示している。 |
タイトル |
熊本城の被災と復旧・防災の取り組み |
英語タイトル |
Damage to Kumamoto Castle from the Earthquake and Efforts for Restoration and Disaster |
著者 |
嘉村 哲也
, KAMURA Tetsuya
|
ページ範囲 |
53 - 60
|
NAID |
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都道府県 |
熊本県
|
時代 |
江戸
明治
|
文化財種別 |
史跡
|
史跡・遺跡種別 |
城館
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遺物(材質分類) |
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学問種別 |
考古学
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テーマ |
事業報告
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他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=哲也|last=嘉村|contribution=熊本城の被災と復旧・防災の取り組み|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
平成28年熊本地震による熊本城の被災状況と現在進んでいる復旧事業の取り組みにおける防災についての報告 |
タイトル |
仙台城本丸石垣の地震被災と伝統的な土木技術 |
英語タイトル |
Earthquake Damages and Traditional Engineering Works Technology in the Main Enclosure Stone Wall of Sendai Castle |
著者 |
金森 安孝
, KANAMORI Yasutaka
|
ページ範囲 |
61 - 70
|
NAID |
|
都道府県 |
宮城県
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時代 |
江戸
|
文化財種別 |
史跡
|
史跡・遺跡種別 |
城館
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遺物(材質分類) |
石製品
木製品
|
学問種別 |
考古学
文献史学
|
テーマ |
技法・技術
調査技術
|
他の電子リソース |
|
引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=安孝|last=金森|contribution=仙台城本丸石垣の地震被災と伝統的な土木技術|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
仙台城本丸跡の石垣は、昭和30年代以降、変形が著しくなり、仙台市は1997年から工期6年間で石垣解体修復工事に着手した。並行して行われた仙台市教育委員会による発掘調査によって、現存石垣の背面構造を記録化し、階段状石列や排水施設とともに、地中に埋没していた2時期の旧石垣を発見した。石垣は、伊達政宗が慶長年間に築いた築城期の石垣(Ⅰ期)と、元和2年(1616)の地震で崩壊して再築されたⅡ期石垣で、現存最古の城絵図「奥州仙台城絵図」に描かれる石垣である。仙台藩が江戸幕府に提出した修復窺や老中奉書等の記録から、Ⅱ期石垣は正保3年(1645)および寛文8年(1668)に起きた地震で全面崩壊したのち、崩壊を免れた北東部の石垣「東築留」を残して再利用し、寛文13年(1673)以降に修復された現存石垣(Ⅲ期)であることが判明した。現存石垣内部の土木構造は、旧地形を熟知し、地震で崩壊した旧石垣石材を再利用した階段状石列の敷設や、既存の排水施設を連結して活かすなど伝統的な土木技術が駆使され、その理念と工法は修復石垣に活かされている。修復石垣の安全性確保の目的で記録化の上で導入された耐震補強工の耐震性能は高く、東日本大震災(2011)以降の地震による被害を免れている。 |
タイトル |
災害時の文化財保護-阪神・淡路大震災からの取組み- |
英語タイトル |
On the Preservation of the Cultural Heritage in Disaster |
著者 |
渡辺 伸行
, WATANABE Nobuyuki
|
ページ範囲 |
71 - 86
|
NAID |
|
都道府県 |
兵庫県
|
時代 |
近代(細分不明)
|
文化財種別 |
歴史資料
考古資料
|
史跡・遺跡種別 |
|
遺物(材質分類) |
|
学問種別 |
考古学
文献史学
|
テーマ |
事業報告
その他
|
他の電子リソース |
|
引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=伸行|last=渡辺|contribution=災害時の文化財保護-阪神・淡路大震災からの取組み-|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
阪神・淡路大震災のときに始まった文化財保護の取組みを、文化財の種別ごとに紹介する。震災復興事業と共に行われた埋蔵文化財調査、被災建物から歴史資料をレスキューする史料ネット、歴史的建造物保存に携わるヘリテージマネジャー、名勝庭園・天然記念物樹木のヘリテージマネジャー会の設立である。その後の地震・水害被災地の文化財保護、レスキューに阪神・淡路大震災の取組みが継承され、災害時の文化財保護が整備された足跡を辿り、災害時の文化財保護の課題について触れる。 |
タイトル |
気候変動・自然災害から見た古代の北海道 |
英語タイトル |
New Perspectives of Ancient History in Hokkaido Depend on the Climate Change and Natural Disaster |
著者 |
宮塚 義人
, MIYATSUKA Yoshito
|
ページ範囲 |
87 - 101
|
NAID |
|
都道府県 |
北海道
|
時代 |
旧石器
縄文
続縄文
擦文
オホーツク文化期
トビニタイ文化期
|
文化財種別 |
考古資料
|
史跡・遺跡種別 |
|
遺物(材質分類) |
|
学問種別 |
考古学
|
テーマ |
編年
その他
|
他の電子リソース |
|
引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=義人|last=宮塚|contribution=気候変動・自然災害から見た古代の北海道|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
考古学的な事象から人の移動を考えるとき、気候変動や自然災害の影響を考慮しなければならない。年縞等から気候変動のデータを得て、また、遺跡の発掘結果や文献史料等から、自然災害の情報を得て、考古学資料と比較検討することは重要なことと考えられる。本稿では、気候変動・自然災害データと発見された遺物を編年的に対比することにより、北海道での人の動きを明らかにしようと試みた。 |
タイトル |
「弥生の小海退」を捉えなおす-氷河性海水準変動要因説の年代学的再検討- |
英語タイトル |
Reexamination of the "Yayoi Regression":Is it Due to Glacial Sea-level Change? |
著者 |
久我谷 渓太
, KUGAYA Keita
|
ページ範囲 |
102 - 141
|
NAID |
|
都道府県 |
北海道
青森県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
静岡県
愛知県
三重県
大阪府
兵庫県
和歌山県
鳥取県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
大分県
鹿児島県
|
時代 |
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
続縄文
擦文
|
文化財種別 |
天然記念物
考古資料
|
史跡・遺跡種別 |
集落
貝塚
墓
散布地
水中
|
遺物(材質分類) |
土器
|
学問種別 |
考古学
文化財科学
地質学
|
テーマ |
年代特定
資料集成
|
他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=渓太|last=久我谷|contribution=「弥生の小海退」を捉えなおす-氷河性海水準変動要因説の年代学的再検討-|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
これまでの「弥生の小海退」研究で示されてきた14C年代や考古資料の実年代について、現在の水準から再検討を行った。その結果「弥生の小海退」をめぐるこれまでの論説は、本来は列島各地でローカルに生じた相対的、あるいは理論上・見かけ上観測された海水準の低下現象が、氷河性海水準変動として定義された枠組みに収斂されている状況が把握された。ローカルな変動の要因としては地震による影響が第一に想定され、既知の古地震との関係が疑われる事例も見出すことができた。従来の研究において「弥生の小海退」と関係する現象として理解されてきた個々の事例の成因を氷河性海水準変動要因説以外に探ることで、未知の災害履歴を浮き彫りにできる可能性がある。 |
タイトル |
仙台平野における弥生津波伝承と古墳前期首長墳の築造位置 |
英語タイトル |
Transmission of Yayoi-tsunami Disaster and Location of Tribal Chief Tombs at the Early Stage of Kofun Period in the Sendai Plain |
著者 |
斎野 裕彦
, SAINO Hirohiko
|
ページ範囲 |
142 - 157
|
NAID |
|
都道府県 |
宮城県
|
時代 |
弥生
古墳
|
文化財種別 |
史跡
考古資料
|
史跡・遺跡種別 |
集落
田畑
墓
古墳
|
遺物(材質分類) |
石器
土器
木製品
|
学問種別 |
考古学
|
テーマ |
文化系統
|
他の電子リソース |
|
引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=裕彦|last=斎野|contribution=仙台平野における弥生津波伝承と古墳前期首長墳の築造位置|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
宮城県岩沼市のかめ塚古墳の新たな調査成果を確認し、それを含む仙台平野の古墳時代前期の前方後円墳3基の築造位置を検討すると、弥生時代中期中葉中段階(中在家南式期)の大震災の津波遡上限界付近(現海岸線から約6km)にあることが判明し、大震災以降農耕集落が営まれていなかった津波遡上域へ、この時期から農耕集落が進出することから、大震災の津波による災害が古墳時代前期までおよそ400年にわたって伝承されてきたこと、そして首長墳が津波防災のランドマークとしての機能を合わせもっており、沿岸部へ再進出する集落動態と連動する首長墳築造の背景に防災行動があったことを推定した。 |
タイトル |
考古学から見た函館戦争 |
英語タイトル |
Hakodate War from an Archaeological Perspective |
著者 |
石井 淳平
, ISHII Junpei
|
ページ範囲 |
158 - 175
|
NAID |
|
都道府県 |
北海道
|
時代 |
明治
|
文化財種別 |
史跡
|
史跡・遺跡種別 |
城館
|
遺物(材質分類) |
|
学問種別 |
考古学
|
テーマ |
軍事
|
他の電子リソース |
|
引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=淳平|last=石井|contribution=考古学から見た函館戦争|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
本研究は、明治元年から明治2年にかけて行われた箱館戦争の戦跡について、北斗市二股台場と函館市川汲台場を題材とした考古学的分析である。各塹壕からの可視領域を分析し、塹壕の指向領域を推定することで、これらの可視領域の組み合わせを通じて、築城主体の意図を読み解いた。 |
タイトル |
大阪府北河内地域の災害痕跡・記録と『浸水日誌』 |
英語タイトル |
Archaeological Traces and Documentary Records of Disasters in t he Kita-kawachi Area, Osaka Prefecture, Simultaneous Consideration of Shinsui-Nisshi |
著者 |
實盛 良彦
, JITSUMORI Yoshihiko
田中 香里
, TANAKA Kaori
|
ページ範囲 |
176 - 187
|
NAID |
|
都道府県 |
大阪府
|
時代 |
弥生
奈良
江戸
昭和
|
文化財種別 |
歴史資料
考古資料
|
史跡・遺跡種別 |
その他
|
遺物(材質分類) |
自然物
|
学問種別 |
考古学
文献史学
|
テーマ |
資料紹介
その他
|
他の電子リソース |
|
引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=良彦|last=實盛|first2=香里|last2=田中|contribution=大阪府北河内地域の災害痕跡・記録と『浸水日誌』|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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|
抄録(内容要約) |
大阪府北河内地域における考古学的災害痕跡および文献史料による記録のうちから、いくつかの災害について防災的観点からの知見を得るとともに、明治18年淀川洪水を詳細に記録した『浸水日誌』の再検討をおこなった。それらの災害痕跡・記録について示すとともに、『浸水日誌』の防災意識について報告した。 |
タイトル |
新北上川河口低地における歴史時代の津波堆積物の探索 |
英語タイトル |
Search for historical tsunami deposits in the coastal floodplain of the Kitakami River |
著者 |
菅原 大助
, SUGAWARA Daisuke
大内 桜子
, OUCHI Sakurako
石澤 尭史
, ISHIZAWA Takashi
高清水 康博
, TAKASHIMIZU Yasuhiro
卜部 厚志
, URABE Atsushi
|
ページ範囲 |
188 - 189
|
NAID |
|
都道府県 |
宮城県
|
時代 |
近世(細分不明)
|
文化財種別 |
|
史跡・遺跡種別 |
|
遺物(材質分類) |
自然物
|
学問種別 |
地質学
|
テーマ |
年代特定
その他
|
他の電子リソース |
|
引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=大助|last=菅原|first2=桜子|last2=大内|first3=尭史|last3=石澤|first4=康博|last4=高清水|first5=厚志|last5=卜部|contribution=新北上川河口低地における歴史時代の津波堆積物の探索|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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|
抄録(内容要約) |
日本海溝中部の津波履歴解明を目的として、石巻市北上町の新北上川左岸において地層調査を実施した。9地点で深さ4m程度までの掘削を行い、調査地域内で対比可能なイベント性の砂層EV1および粘土層EV2を検出した。採取試料は3-5世紀から現代にかけての放射性炭素年代を示し、EV1は1600年代以降、EV2はそれよりもやや古い時代に堆積したと推定された。年代測定の誤差を考慮すると、EV1は1793年寛政宮城県沖地震に対応するかもしれない。粒子・鉱物・微化石などの分析を実施し、EV2については洪水起源である可能性を示した。EV1は供給源が海浜か北上川の自然堤防のいずれかであることが分かり、今後の調査・分析により津波と洪水の区別を明確にする必要がある。 |
タイトル |
南太平洋島嶼域における古津波調査 |
英語タイトル |
Paleotsunami research in the South Pacific Islands |
著者 |
後藤 和久
, GOTO Kazuhisa
ゴフ ジェームス
, GOFF James
石澤 尭史
, ISHIZAWA Takashi
中田 光紀
, NAKATA Koki
笠井 克己
, KASAI Katsumi
|
ページ範囲 |
190 - 191
|
NAID |
|
都道府県 |
オセアニア州
|
時代 |
古代(細分不明)
近世(細分不明)
|
文化財種別 |
|
史跡・遺跡種別 |
|
遺物(材質分類) |
|
学問種別 |
地質学
|
テーマ |
|
他の電子リソース |
|
引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=和久|last=後藤|first2=ジェームス|last2=ゴフ|first3=尭史|last3=石澤|first4=光紀|last4=中田|first5=克己|last5=笠井|contribution=南太平洋島嶼域における古津波調査|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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|
抄録(内容要約) |
南太平洋の島嶼域では、人類の移住後にも繰り返し巨大津波の影響を受けてきた可能性が指摘されているが、その実態は明らかにされていない。本講演では、最近行っているトンガやフィジーでの現地調査結果について報告する。 |
タイトル |
白頭山ミレニアム噴火が古代日本の歴史に与えた影響 |
英語タイトル |
The Impact of Baitoushan Millennium Eruption on Ancient Japanese History |
著者 |
谷口 宏充
, TANIGUCHI Hiromitsu
|
ページ範囲 |
192 - 207
|
NAID |
|
都道府県 |
北海道
京都府
アジア州(日本除く)
|
時代 |
平安
|
文化財種別 |
|
史跡・遺跡種別 |
|
遺物(材質分類) |
|
学問種別 |
文献史学
地質学
|
テーマ |
年代特定
資料集成
|
他の電子リソース |
|
引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=宏充|last=谷口|contribution=白頭山ミレニアム噴火が古代日本の歴史に与えた影響|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山では、9世紀中葉から10世紀の946年~947年にかけて断続的に巨大噴火(ミレニアム噴火)が発生した。このミレニアム噴火が周辺にある日本、中国東北部や朝鮮の歴史に対してどのような影響を与えたのか、主として古文書をもとに検討を試みた。その結果、これらの周辺地域の歴史に対しては以下の二点で大きな影響が推定された。平安時代初期から中期にかけての主として京都における自然界での異変(陽や月の色、雷のような大音)や人間界での異変(咳逆病・眼病などの疫病や飢饉など)の発生は多量の火山灰の降下で説明される。その結果として生まれた混乱状況を打破しようとした京都祇園祭はミレニアム噴火によると言っても言い過ぎではないであろう。さらに、同じころ満州や朝鮮北部ではミレニアム噴火によって多くの集落が消滅している。この被災地域に住んでいた女真族は生活を続けることが出来なくなり、他地域への侵攻を取らざるをえなくなった。そうして生まれたのが、1019年3月に九州を襲った「刀伊の入寇」である。 |
タイトル |
考古学見地から見た災害遺構の保全・活用の現状と課題 |
英語タイトル |
The Current Situation and Issues of Conservation and Utilizing Disaster Remains from an Archaeological Perspective |
著者 |
林原 利明
, HAYASHIBARA Toshiaki
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ページ範囲 |
208 - 211
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NAID |
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都道府県 |
その他
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時代 |
鎌倉
昭和
平成
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文化財種別 |
史跡
天然記念物
建造物
考古資料
有形文化財
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史跡・遺跡種別 |
その他
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遺物(材質分類) |
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学問種別 |
考古学
文化財科学
建築史学
地質学
その他
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テーマ |
保存修復
活用手法
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他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=利明|last=林原|contribution=考古学見地から見た災害遺構の保全・活用の現状と課題|title=第3回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2024-09-24|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/140270|doi=10.24484/sitereports.140270}}
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抄録(内容要約) |
記憶の伝承とともに将来的な防災・減災への意識高揚・教育ツールとしての活用を目的に、あえて「目に見える状態で残された」災害遺構の保全・活用の現状と課題について、考古学の見地から考えてみたい。 |
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