考古学から見た函館戦争
Hakodate War from an Archaeological Perspective
石井 淳平
( ISHII Junpei )
本研究は、明治元年から明治2年にかけて行われた箱館戦争の戦跡について、北斗市二股台場と函館市川汲台場を題材とした考古学的分析である。各塹壕からの可視領域を分析し、塹壕の指向領域を推定することで、これらの可視領域の組み合わせを通じて、築城主体の意図を読み解いた。