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栗橋宿本陣跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/129401
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.129401
For Citation 公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2020 『埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書460:栗橋宿本陣跡』公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2020 『栗橋宿本陣跡』埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書460
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File
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Title 栗橋宿本陣跡
Participation-organizations (公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団 - 埼玉県
Alternative くりはししゅくほんじんあと
Subtitle 首都圏氾濫区域堤防強化対策における埋蔵文化財発掘調査報告
Volume 2
Series 埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書
Series Number 460
Author
Editorial Organization
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
Publisher
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
Publish Date 20200323
Publisher ID
ZIP CODE 3690108
TEL 0493393955
Aaddress 埼玉県熊谷市船木台4丁目4番地1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 栗橋宿本陣跡
Site Name Transcription くりはししゅくほんじんあと
Order in book
Address 埼玉県久喜市栗橋北二丁目3432-1他
Address Transcription さいたまけんくきしくりはしきたにちょうめ3432-1
City Code 112321
Site Number 007
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 360829
East Longitude (WGS) 1394210
Dd X Y 36.141388 139.702777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20130401-20140331
20140401-20150331
20150401-20150731
Research Space
16604
Research Causes 堤防強化
OverView
Site Type
集落
交通
Main Age
江戸
Main Features
建物跡
基礎状遺構
胞衣埋納遺構
埋設桶
井戸跡
杭列
木樋
竹樋
瓦樋
池状遺構
溝跡
柵列
焼土遺構
土壙
ピット
Main Foundings
陶磁器
土製玩具
土製人形
木製品
金属製品
石製品
硝子製品
骨製品
繊維製品
Remark 栗橋宿の本陣敷地および隣接する町屋跡を調査した
Abstract  栗橋宿本陣跡は、利根川右岸に立地する日光道中の宿場「栗橋宿」の本陣跡と町屋を含む遺跡である。発掘調
査は19 世紀前半の遺構を中心とする第一面と、18 世紀以前の遺構を中心とする第二面で実施した。本書には遺
跡北側の本陣敷地推定地における調査成果を集録する。
 第一面では敷地境と考えられる杭列や溝跡が検出された。調査区東側が本陣の敷地で、建物跡の一部も検出さ
れた。他方、日光道中に沿った調査区西側は町屋の様相であり、近世の絵図と照合すると、本陣の店子が使用し
た空間と考えられる。第二面では敷地境がはっきりしないが、遺構の粗密から第一面と同じような空間利用が想
定される。『栗橋宿本陣跡Ⅰ』で扱った南側の町屋範囲との境には、大規模な溝跡が重複して確認された。
 調査区では、広域にわたり焼土層と火災処理に係る土壙が検出された。陶磁器の遺構間接合が顕著で、一部は
文化・文政期の大火に伴うと考えられる。組物の陶磁器が複数出土した土壙があり、その様相や文献史料から、
本陣で保管していた陶磁器が被熱・廃棄されたものと推定される。陶磁器では中国清朝磁器や色絵鍋島の皿も出
土しており、本陣の備品を窺い知ることができる。
 古期の遺構では、17 世紀中葉頃の遺構が2基検出された。いずれも多量のかわらけを伴う遺構で、初期の本陣
に関わる可能性がある。しかし、大多数の遺構は、18 世紀半ば以降のもので、17 世紀後半は遺構の空白期間となる。
この間、栗橋宿を襲った寛保の洪水との関連も含めて、宿場町の形成・展開を考える上での大きな課題を残した。

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