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館崎遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/28164
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.28164
引用表記 公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター 2017 『北海道埋蔵文化財センター調査報告書333:館崎遺跡』公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター
公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター 2017 『館崎遺跡』北海道埋蔵文化財センター調査報告書333
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書名 館崎遺跡
発行(管理)機関 (公財)北海道埋蔵文化財センター - 北海道
書名かな たてさきいせき
副書名 北海道新幹線建設事業埋蔵文化財発掘調査報告書/福島町
巻次
シリーズ名 北海道埋蔵文化財センター調査報告書
シリーズ番号 333
編著者名
編集機関
公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター
発行年月日 20170324
作成機関ID
郵便番号 069-0832
電話番号 011-386-3231
住所 北海道江別市西野幌685番地1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 館崎遺跡
遺跡名かな たてさきいせき
本内順位
遺跡所在地 北海道松前郡福島町館崎337-11ほか
所在地ふりがな ほっかいどうまつまえぐんふくしまちょうたてさき337-11ほか
市町村コード 01332
遺跡番号 B-03-2
北緯(日本測地系)度分秒 412631
東経(日本測地系)度分秒 1401358
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 41.4446 140.2293
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090507-20091127
20100412-20100819
20110509-20110831
調査面積(㎡)
調査原因 北海道新幹線建設事業に伴う事前調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
土坑3
主な遺物
東釧路4式土器
特記事項 主な時代:縄文時代早期後葉
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
盛土遺構2
竪穴住居跡48
土坑90
焼土85
集石25
フレイク集中48
小ピット385
杭列2
道路跡1
主な遺物
円筒土器下層c式土器
円筒土器下層d式土器
円筒土器上層a式土器
円筒土器上層b式土器
見晴町式土器
土偶
スクレイパー
箆状石器
たたき石
石鏃
石錐
台石
石皿
北海道式石冠
扁平打製石器
石斧
石棒
烏帽子形石器
ヒスイ製垂飾
けつ状耳飾
岩偶
銛頭
釣針
骨針
垂飾
オットセイ骨
植物遺体
特記事項 最大級の岩偶。多量のけつ状耳飾。長野県域産黒曜石製石鏃の最北例。クリ花粉多量検出。多遺体埋葬墓。廃屋墓。15体の人骨。貝層
主な時代:縄文時代前期後葉から中期中葉
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
土坑4
Tピット1
焼土2
主な遺物
特記事項 主な時代:縄文時代中期から後期
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
盛土遺構
竪穴住居跡3
土坑21
焼土10
集石2
小ピット1
配石列2
主な遺物
涌元式土器
特記事項 主な時代:縄文時代後期前葉
要約 [館崎遺跡 要約]
縄文時代前期後葉から中期中葉、後期前葉の集落。盛土遺構、竪穴住居跡、墓、土坑、柱穴、焼土などが複雑に重なり合って検出された。集落の変遷が、土層堆積状況、遺構の重複状況、住居形態、土器型式などから明らかになった。前期末様の盛土遺構堆積の変化に従って、住居長軸が大きく変化し、散漫な土地利用から偏った土地利用へ変遷する過程をとらえることができた。遺構群は、中期中葉の時点で二本の土手状の盛土と、その間の溝状の道路という人為地形を形成するに至っている。土器は、円筒土器下層式C式から見晴町式まで連続的に確認されただけでなく、950個体近く復元された。出土状況は、破片状態のほか、正立、倒立、横転状態で散逸していない状態のものが多かった。剥片石器は、頁岩製主体。頁岩産地のため、多数の石核がある。また、現存長37cmと列島内最大級の岩偶、北海道初となる長野県域産黒曜石製石鏃、56点と東北以北最多量の滑石製主体のけつ状耳飾なども含まれた。骨角器には、銛頭や釣針などの漁具が多い。動物はオットセイ、ウトウ、アイナメ類、ソイ類など海産生物が主体。植物では、オニグルミ殻が多かったほか、ヒエ属種実が確認され、クリ花粉が多量に確認された。花粉の状況から集落に重なるようにクリの純林が存在したことが推定される。 

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