デジタル技術による文化財情報の記録と利活用
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6 号
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災害データの公開状況調査
災害データの公開状況調査
三谷 直哉 ( 奈良文化財研究所 )
Mitani Naoya ( Nara National Research Institute for Cultural Properties )
三谷 直哉
2024
「災害データの公開状況調査」
『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用』
遺跡地図・3D・GIS・モバイルスキャン・デジタルアーカイブ・文化財防災
https://sitereports.nabunken.go.jp/online-library/report/43
集中豪雨、台風、土砂崩れ、地震など大きな災害が毎年のように発生している。これらの災害が発生すると、人々の生活へ影響を与えるだけでなく、文化財への被害も懸念される。災害発生後、限られたリソースの中、被害が大きい文化財を優先的に調査するために、災害の範囲や影響度の情報が必要である。現在、日本国内で災害が発生した際に、様々な機関から災害に関するデータが公開されている。今回、Webサイトでデータ公開を行っている機関の調査を実施した。
災害データの公開状況は表1のとおりである。
多くの機関はWebサイト上での閲覧のみだが、
No1:防災科学技術研究所・株式会社日立製作所「SIP4D」
No3:防災科学技術研究所「水・土砂防災研究部門によるデータ公開」
No9:気象庁「気象庁防災情報XMLフォーマット 情報提供ページ」
のようにデータの提供を行っている機関もある。
これらのデータを、GISソフトへ取り込み災害範囲を地図上に表示したり、数値データを基に災害の影響度を判断するのに活用できると考えらえる。
表1 災害データ公開機関
Excelファイルはこちら
NAID :
都道府県 :
時代 :
文化財種別 :
史跡・遺跡種別 :
遺物(材質分類) :
学問種別 :
テーマ :
キーワード :
災害
防災
文化財防災
GISデータ
GIS
地震
データ権利者 :
三谷直哉
総覧登録日 :
2024-03-27
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation ... 開く