URL |
https://sitereports.nabunken.go.jp/17819
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DOI 二次元コード |
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DOI |
http://doi.org/10.24484/sitereports.17819
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引用表記 |
熊本県教育委員会 2015 『熊本県文化財調査報告311:新南部遺跡群』熊本県教育委員会
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熊本県教育委員会 2015 『新南部遺跡群』熊本県文化財調査報告311
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wikipedia 出典テンプレート :
{{Cite book|和書|first=敬士|last=宮崎|title=新南部遺跡群|origdate=2015-03-31|date=2015-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/17819|location=熊本県熊本市中央区水前寺6丁目18番1号|ncid=BB19272696|doi=10.24484/sitereports.17819|series=熊本県文化財調査報告|volume=311}}
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ファイル |
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書名 |
新南部遺跡群 |
発行(管理)機関 |
熊本県教育庁教育総務局文化課
- 熊本県
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有償頒布・配布ページ |
http://www.kumamoto-bunho.jp/ ※ 有償頒布・配布していない場合もあります |
書名かな |
しんなべいせきぐん |
副書名 |
白川河川改修事業に伴う埋蔵文化財発掘調査 |
巻次 |
3 |
シリーズ名 |
熊本県文化財調査報告 |
シリーズ番号 |
311 |
編著者名 |
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編集機関 |
熊本県教育委員会
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発行機関 |
熊本県教育委員会
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発行年月日 |
20150331 |
作成機関ID |
432032 |
郵便番号 |
8628609 |
電話番号 |
0963332706 |
住所 |
熊本県熊本市中央区水前寺6丁目18番1号 |
報告書種別 |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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資料タイプ |
Research Paper |
発掘調査報告 |
掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) |
所蔵大学(NCID) |
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JP番号 |
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他の電子リソース |
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備考 |
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所収論文 |
タイトル |
低平な沖積地に点在する古墳時代後期の集落 |
英語タイトル |
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著者 |
尾方 禎莉
, OGATA Teiri
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ページ範囲 |
129 - 136
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NAID |
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都道府県 |
熊本県
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時代 |
古墳
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文化財種別 |
史跡
考古資料
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史跡・遺跡種別 |
集落
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遺物(材質分類) |
土器
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学問種別 |
考古学
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テーマ |
文化系統
資料集成
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他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=禎莉|last=尾方|contribution=低平な沖積地に点在する古墳時代後期の集落|title=新南部遺跡群|date=2015-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/17819|location=熊本県熊本市中央区水前寺6丁目18番1号|ncid=BB19272696|doi=10.24484/sitereports.17819|series=熊本県文化財調査報告|volume=311}}
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抄録(内容要約) |
新南部遺跡群と、周辺に位置する遺跡、 類似した遺跡とを比較し、低平な沖積地に点在する古墳時代後期集落の特徴を抽出した。その特徴は、第一に水害が予想される立地を採った通時代的稀観例であり、第二に須恵器模倣坏が使用される時期に営まれ、第三に住居火処の廃止方法が複数認められたことであった。このような遺跡は、現在、上記 5 遺跡しか確認されていない。 |
タイトル |
西日本における竈破却の一二相 |
英語タイトル |
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著者 |
宮崎 敬士
, MIYAZAKI Takashi
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ページ範囲 |
137 - 150
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NAID |
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都道府県 |
熊本県
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時代 |
古墳
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文化財種別 |
史跡
考古資料
|
史跡・遺跡種別 |
集落
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遺物(材質分類) |
土器
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学問種別 |
考古学
地質学
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テーマ |
文化系統
資料集成
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他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=敬士|last=宮崎|contribution=西日本における竈破却の一二相|title=新南部遺跡群|date=2015-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/17819|location=熊本県熊本市中央区水前寺6丁目18番1号|ncid=BB19272696|doi=10.24484/sitereports.17819|series=熊本県文化財調査報告|volume=311}}
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抄録(内容要約) |
低平な沖積地に点在する古墳時代後期集落 における造り付け竈の破却には、石材設置と高坏伏置という二相が存在する。それらの西日本における分布を示した。空間的な分布は、九州では中央構造線以北、四 国及び本州では中央構造線以北かつ中国山地以南の範 囲に限られ、さらに各相に固有の分布傾向が存在する。時間的な分布は、5 世紀に九州 の筑紫地域にはじまり、5 世紀後半までには四国及び 本州への展開を終え、さらに各相に固有の終焉時期が 存在する。 |
タイトル |
新南部遺跡群から出土した種実遺体 |
英語タイトル |
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著者 |
パリノ・サーヴェイ株式会社
辻本 崇夫
北脇 達也
松元 美由紀
高橋 敦
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ページ範囲 |
115 - 124
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NAID |
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都道府県 |
熊本県
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時代 |
古墳
中世(細分不明)
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文化財種別 |
史跡
|
史跡・遺跡種別 |
集落
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遺物(材質分類) |
木製品
自然物
その他
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学問種別 |
文化財科学
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テーマ |
年代特定
素材分析
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他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=|last=パリノ・サーヴェイ株式会社|first2=崇夫|last2=辻本|first3=達也|last3=北脇|first4=美由紀|last4=松元|first5=敦|last5=高橋|contribution=新南部遺跡群から出土した種実遺体|title=新南部遺跡群|date=2015-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/17819|location=熊本県熊本市中央区水前寺6丁目18番1号|ncid=BB19272696|doi=10.24484/sitereports.17819|series=熊本県文化財調査報告|volume=311}}
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抄録(内容要約) |
住居跡や畝跡から出土した炭化種実と炭化材を対象に、放射 性炭素年代測定と種実同定を実施した。放射性炭素年代測定はAMS法により行った。その結果、1300~1210BPの7~8世紀頃、620~590BPの14世紀頃に相当する値を得た。種実同定は試料を双眼実体顕微鏡下で観察して種類を同定し、個数を数えた。被子植物21分類群の種実が、998個同定された。 |
タイトル |
新南部遺跡群から出土した製塩土器 |
英語タイトル |
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著者 |
大坂 亜矢子
, OHSAKA Ayako
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ページ範囲 |
125 - 128
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NAID |
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都道府県 |
熊本県
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時代 |
古墳
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文化財種別 |
考古資料
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史跡・遺跡種別 |
製塩
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遺物(材質分類) |
土器
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学問種別 |
考古学
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テーマ |
編年
資料集成
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他の電子リソース |
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引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=亜矢子|last=大坂|contribution=新南部遺跡群から出土した製塩土器|title=新南部遺跡群|date=2015-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/17819|location=熊本県熊本市中央区水前寺6丁目18番1号|ncid=BB19272696|doi=10.24484/sitereports.17819|series=熊本県文化財調査報告|volume=311}}
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抄録(内容要約) |
新南部遺跡群で出土した天草式製塩土器は、近接する3棟の竪穴住居 S050(3 点)、S056(1 点)、S057(1 点)、及び調査グリット(1 点)から出土した合計 6 点である。これらの天草式製塩土器について、形態を分類し、時期を比定した。 その結果、藤本分類2類に分類し、6 世紀第 4 四半期と比定した。 |
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所収遺跡 |
遺跡名 |
新南部遺跡群 |
遺跡名かな |
しんなべいせきぐん |
本内順位 |
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遺跡所在地 |
熊本県熊本市中央区渡鹿8丁目 |
所在地ふりがな |
くまもとけんくまもとしちゅうおうくとろく |
市町村コード |
43201 |
遺跡番号 |
332 |
北緯(日本測地系)度分秒 |
|
東経(日本測地系)度分秒 |
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北緯(世界測地系)度分秒 |
324859 |
東経(世界測地系)度分秒 |
1304434 |
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) |
32.816388 130.742777
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※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
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調査期間 |
20040610-20041201
20101101-20101210
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調査面積(㎡) |
2930
230
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調査原因 |
河川改修 |
遺跡概要 |
種別 |
集落
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時代 |
古墳
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主な遺構 |
竪穴住居
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主な遺物 |
土師器
須恵器
支脚
移動式竈
紡錘車
浮子
砥石
台石
敲石
石皿
長茎鏃
刀子
摘鎌
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特記事項 |
竈破却、須恵器模倣坏、石製紡錘車、製塩土器 |
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要約 |
新南部遺跡群では、古墳時代後期の竪穴住居が18棟検出された。うち15棟には竈が造り付けられ、5棟から移動式竈が検出された。造り付け竈と移動式竈とが共伴した竪穴住居は4棟である。 なお、竪穴住居からは、須恵器及び土師器、砥石、紡錘車等の石器、摘鎌、鉄鏃、刀子等の金属器が出土した。なかでも、須恵器模倣坏が18棟のうち7棟から合計16点出土した。 また、新南部遺跡群は、白川中流域と下流域の境界、白川左岸の沖積地に位置する、低平地に立地した数少ない集落例である。熊本平野と阿蘇カルデラを含む九州山地との交通路の出入口にあたり、対岸には古墳5基、横穴古墳群8群170余基が位置している。 新南部遺跡群は、古墳時代集落の形成動機、形成集団等を考察するには好立地の遺跡であり、古墳時代後期なかでも磐井の乱とその前後の熊本地域の動静分析等の資料となる遺跡である。 |