奈良文化財研究所 ホーム
Search
List
Others
おすすめ
report count (with pdf)
41247 reports
( Participation 755 Orgs )
report count
132430 reports
( compared to the privious fiscal year + 1745 reports )
( Participation 1917 Orgs )
site summary count
147554 reports
( compared to the privious fiscal year + 2114 reports )
Article Collected
120575 reports
( compared to the privious fiscal year + 1580 reports )
video count
1298 reports
( compared to the privious fiscal year + 114 reports )
( Participation 117 Orgs )
Event Collected
1250 reports
( compared to the privious fiscal year + 200 reports )
※過去開催分含む

近世城下町の形成過程 —地割からみた小牧城下町の成立をめぐって—

鈴木 正貴
尾張の中世集落は屋敷の集合体として成立し、その構造は町場の取り込み方によって変遷している。そして、初めて長方形街区に短冊型地割の町屋が展開した小牧城下町は、近世城下町の嚆矢として位置付けられる。この小牧城下町に先立つ周辺の一般集落遺跡や町場を含む都市遺跡の地割を検討した結果、小牧城下町と地割が完全に一致する事例は発見されなかった。しかし、概略方格地割に土地を区分して屋敷を配置する形と、街道や岸に沿って線的に広がる町場との設置原理の異なるものを組み合わせたものであった可能性を指摘できた。これは、織田信長が武家を中心とする集落内部に構造を伴う形で町場を取り込んだものと考えられ、居館―武家屋敷―町場を一元的に掌握する構造に転換するため、旧来からある要素をその場で組み合わせてできたものが小牧城下町ではないかと推定した。
NAID :
Prefecture : Aichi Prefecture
文化財種別 考古資料
史跡・遺跡種別 集落
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ
Related Url :
Created Date : 2022-07-26
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation|first=正貴|last=鈴木|contribution=近世城下町の形成過程 —地割からみた小牧城下町の成立をめぐって—|title=研究紀要|date=2020-05|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/129243|location=愛知県弥富市前ケ須町野方802-24|ncid=AA11568230|doi=10.24484/sitereports.129243|volume=21}} 閉じる
このエントリーをはてなブックマークに追加

この論文は下の刊行物の 41 - 56 ページ に掲載されています。

収録刊行物