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酪農(3)遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139845
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.139845
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 2024 『青森県埋蔵文化財調査報告書第641集:酪農(3)遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 2024 『酪農(3)遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書第641集
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書名 酪農(3)遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな らくのうさんいせき
副書名 国道279号むつ南バイパス道路改築事業に伴う遺跡発掘調査報告
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 第641集
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 20240315
作成機関ID
郵便番号 0380042
電話番号 0177885701
住所 青森県青森市大字新城字天田内152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
考古資料-発掘調査・分布調査・資料調査等
選定保存技術-発掘調査・分布調査・資料調査等
総合・その他-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 酪農(3)遺跡
遺跡名かな らくのうさんいせき
本内順位
遺跡所在地 青森県むつ市大字田名部字内田
所在地ふりがな あおもりけんむつしおおあざたなぶあざうちだ
市町村コード 02208
遺跡番号 208048
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 411657
東経(世界測地系)度分秒 1411359
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 41.2825 141.233055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20200512-20211126
調査面積(㎡)
4485
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
祭祀
時代
縄文
主な遺構
環状列石
配石遺構
竪穴建物跡
ピット
焼土遺構
土坑
土器埋設遺構
溝状土坑
溝跡
捨て場
主な遺物
縄文土器
石器
土製品
石製品
貝製品(貝刃)
動物遺存体
人骨
種実類
特記事項 ・後期初頭~前葉の環状掘立柱建物跡と、後期前葉(十腰内Ⅰ式第1段階)の環状列石(配石遺構を伴う)・ 後期初頭古段階の再葬土器棺墓・ 捨て場から四脚付土器、大型土偶が出土
要約  酪農(3)遺跡は、田名部低地帯に面する標高20m 前後の海成段丘上に位置する。調査区南側には小規模な沢を挟み、本遺跡と同時期の環状集落である内田(1) 遺跡が所在する。調査の結果、縄文時代前期末葉、中期後葉~後期前葉の集落跡が確認された。
 前期末葉( 円筒下層d2 式) の集落は、調査区南側の斜面地や緩斜面地に、竪穴建物跡を構成する可能性があるピット、土坑、土器埋設遺構が数基構築され、小規模なものである。中期後葉に再び集落が形成され始め、後期前葉まで継続する。調査区中央の平場・緩斜面地には、各時期の竪穴建物跡やフラスコ状土坑が構築される。平場周辺の斜面地や沢は捨て場となり最終的には平坦地となる。後期初頭に入ると、平場や周辺に作りだされた平坦地に掘立柱建物跡が構築され始め、最終的には環状を呈する。
後期前葉( 十腰内Ⅰ式第1 段階) には、円環基調の主体部と西に直線的に延びる張出部をもつ、103 点の礫で構成される環状列石が構築される。後期前葉( 十腰内I 式第2 段階) には、前段階まで捨て場として使用された斜面地を掘り込んで竪穴建物跡が構築されるが、後続する遺構・遺物は確認されない。
 環状列石には配石遺構が伴い、土器埋設遺構と巨礫が組み合い、葬制に関する遺構とみられる。竪穴建物跡は所属時期に幅があるものが多いが、特定できるものでは後期初頭新段階が4 棟・後期前葉が5 棟、と多い。掘立柱建物跡は長方形・正方形を基調とし張出部をもつ六角形や樽形があり、同地点での建て替えが確認される。土坑のうちフラスコ状土坑は98 基あり、10 基で動物遺存体( ハマグリ・アサリ等二枚貝主体) が出土し、そのうち第151 号土坑では歯(ヒト?) の出土が確認された。第69号土坑内には中期後葉( 最花式) の土器埋設遺構、第60・100・131 号土坑内には配石、第35 号土坑内には2 つの小土坑が構築され特筆される。捨て場中の第7 号土器埋設遺構は、後期初頭古段階( 牛ヶ沢(3) 式) の完形の深鉢と土器片を組み合わせて埋設しており、内部に人骨が埋葬される再葬土器棺墓である。捨て場では土器型式ごとに地点を変えつつ廃棄が継続しており、特に後期初頭新段階の小牧野3 期はこれまでに例を見ない出土量である。部分的には、クルミを主体とする堅果類の廃棄が確認された。また、類例が少ない四脚付土器の他、切断壺形土器、人面付土器、狩猟文土器、覆付土器や、遠距離接合の石皿、大型の土偶、多量の土器片利用土製品等が出土した。

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