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四日市遺跡3

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139157
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.139157
引用表記 大分県立埋蔵文化財センター 2020 『大分県立埋蔵文化財センター調査報告書15:四日市遺跡3』大分県立埋蔵文化財センター
大分県立埋蔵文化財センター 2020 『四日市遺跡3』大分県立埋蔵文化財センター調査報告書15
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書名 四日市遺跡3
発行(管理)機関 大分県教育委員会 - 大分県
書名かな よっかいちいせき さん
副書名 玖珠工業団地造成事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次 3
シリーズ名 大分県立埋蔵文化財センター調査報告書
シリーズ番号 15
編著者名
編集機関
大分県立埋蔵文化財センター
発行機関
大分県立埋蔵文化財センター
発行年月日 20200331
作成機関ID 442014
郵便番号 8700152
電話番号 0975520077
住所 大分県大分市牧緑町1-61
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 四日市遺跡
遺跡名かな よっかいちいせき
本内順位
遺跡所在地 大分県玖珠郡玖珠町大字四日市字上の原
所在地ふりがな おおいたけんくすぐんくすまちおおあざよっかいちあざうえのはる
市町村コード 44218
遺跡番号 218056
北緯(日本測地系)度分秒 331700
東経(日本測地系)度分秒 1310822
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.2867 131.1371
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20031215-20040316
20040601-20041005
20050901-20051031
20061120-20070119
20071115-20080115
20081208-20090203
20090611-20090930
20100506-20100826
20130513-20140121
20140513-20150119
20150513-20160119
20160616-20170111
調査面積(㎡)
800
800
800
800
800
800
2772
2338
10605
8494
9480
7603
調査原因 工業団地造成
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
縄文
弥生
古墳
近世(細分不明)
主な遺構
竪穴建物
掘立柱建物
土坑
箱式石棺
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
土製品
石器
特記事項 第15次調査において、弥生時代中期後半の壺口縁部に、鹿や矢じりが各々描かれた2個体の線刻絵画土器が出土
要約 (第2次調査区)平成28年度に報告を行った(『四B市遺跡1』2017大分県教育庁埋蔵文化財センター)第1次調査区の西側に隣接する約800㎡が第2次調査区となる。台地平坦面のほぼ中央付近にあたる。遺構は弥生時代中期と古墳時代前期の竪穴建物2棟、掘立柱建物1棟、土坑11基、円形周溝遺構1基と、近世の溝1条である。
(第3次調査区)弥生時代中期の大型掘立柱建物2棟をはじめとする掘立柱建物6棟が確認されるなど、四日市遺跡全体の中で特異な空間が想定される地区である。その他、いずれも弥生時代中期の竪穴建物7基、土坑33基などが確認されている。(なお、調査面積は第1次調査において検出済み部分も含めると約2700mとなる。)
(第4次調査区)四日市台地東端の最も標高の高い部分に当たる。ここでは、弥生時代中期の大型掘立柱建物1棟と竪穴建物3棟、土坑13基、さらに古墳時代前期の周溝墓2基が確認された。また、地下式土坑と考えられる土坑も1基ある。
(第5次調査区)四日市台地東端のピークが、南に向けやや下る斜面に位置する。ここでは、掘立柱建物1棟と溝1条が確認された。溝は、1次と4次調査で確認された周溝墓の並びから考えて、周溝墓の周溝である可能性がある。
(第6次調査区)調査区は台地のほぼ中央に位置し、弥生時代中期の竪穴建物、溝、土坑などが検出された。台地の東部で確認されていた弥生時代中期の集落が、台地の中央付近まで広く展開することが分かった。溝については、土橋をもつ逆台形の断面を呈するもので、台地を遮断するかのごとく直線的にのびる。
(第7次調査区)第6次調査区の西側に位置し、弥生時代中期の竪穴建物、溝、土坑などを確認した。このうち溝は、第6次調査で確認した溝の延伸部で、北西に向かいのびることが改めて確かめられた。
(第8次調査区)第6 ・ 7次調査区の北側、及び第2次調査区の北西約100mの台地北側斜面に形成された平坦面に調査区を設定した。両調査区とも台地の縁辺部にあたるため遺構密度は高くないが、竪穴建物、土坑などを確認した。
(第9次調査区)第6 ・ 7次調査区の南側に調査区を設定した。弥生時代中期の竪穴建物、溝などを検出した。溝は第6 ・ 7次調査区で確認された溝の延伸部である。また、旧石器時代の包含層を確認した。比較的小規模であるが、接合資料がいくつがみられるなど良好な出土状況である。
(第12次調査区)区域1~4の調査区のうち、今回報告するのは区域3と区域4である。区域4では果樹栽培に係わる攪乱が著しかったが、両調査区において弥生時代中期後半の竪穴建物6基、貯蔵穴と思われる土坑15基などを確認することができた。竪穴建物は円形プランと長方形プランを呈するものがあり、このうち3基では同一場所での建て替えが行われていた。
(第13次調査区)第1次調査区の北側に調査区を設定した。弥生時代中期の竪穴建物、貯蔵穴などを検出した。弥生時代中期の集落が台地北東端まで広がっていることが確認できた。また、古墳時代前期の周溝墓3基が台地の北東縁辺部で確認された。
(第14次調査区)第12次調査区の東側に調査区を設定した。南側の斜面地は果樹栽培に係わる攪乱が著しかったが、弥生時代中期の竪穴建物12基、貯蔵穴と思われる土坑13基などを確認することができた。方形プランの竪穴建物から大型筒形器台が出土している。また、縄文時代の陥穴遺構7基を確認している。
(第15次調査区)第14次調査区の東側に調査区を設定した。14次調査区同様、南側の斜面地は果樹栽培に係わる攪乱が著しかったが、弥生時代中期.後期の竪穴建物9基、貯蔵穴と思われる土坑21基などを確認することができた。貯蔵穴から弥生時代中期後半の壺口縁部に、鹿や矢じりが描かれた2個体の線刻絵画土器が出土した。

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