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新堂遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70296
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.70296
引用表記 橿原市教育委員会 2020 『橿原市埋蔵文化財調査報告16:新堂遺跡』橿原市教育委員会
橿原市教育委員会 2020 『新堂遺跡』橿原市埋蔵文化財調査報告16
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書名 新堂遺跡
発行(管理)機関 橿原市 - 奈良県
書名かな しんどういせき
副書名
巻次 4
シリーズ名 橿原市埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 16
編著者名
編集機関
橿原市教育委員会
発行機関
橿原市教育委員会
発行年月日 20200327
作成機関ID 292052
郵便番号 6340826
電話番号 0744224001
住所 奈良県橿原市川西町858-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 新堂遺跡
遺跡名かな しんどういせき
本内順位 1
遺跡所在地 奈良県橿原市新堂町
所在地ふりがな ならけんかしはらししんどうちょう
市町村コード 292052
遺跡番号 14C545A
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343000
東経(世界測地系)度分秒 1354540
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.5 135.761111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20151204-20170227
調査面積(㎡)
10783
調査原因 大型店舗建設
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
河道
しがらみ遺構
井戸
土坑
掘立柱建物
主な遺物
初期須恵器
韓式系土器
土師器
瓦質土器
木製品
石製品
動物骨
鉄滓
須恵器
特記事項
要約 大型商業施設の建設に伴い2地点(1区・2区)で発掘調査を実施した。調査地は橿原市域の西部、新堂遺跡の北端部付近に位置する。1区の調査では弥生時代後期から古墳時代の遺構が確認されている。遺物が少なく詳細時期が分かる遺構は限られるが、弥生時代後期後半~古墳時代初頭の溝や古墳時代中期に埋没する河道などがある。中世以降は耕作地としての利用が継続している。この間に1区周辺は幾度も河川の氾濫に遭い、その度に再耕地化を行うサイクルを繰り返している。2区は古墳時代中期を中心とする時期の遺構・遺物の存在が特徴である。調査区内を東から北西へと横断する大型の河道内にはしがらみ遺構が構築されており、河道全体から古墳時代中期の遺物が多量に出土している。特に多量の初期須恵器を始めとする中期初頭の遺物群が注目される。初期須恵器は河道全体で約200 個体を数える。これは奈良県内最多の出土量である。初期須恵器の時期に対応する堆積層である河道Ⅴ層からはさらに多量の土師器に加え、韓式系土器、瓦質土器、動物骨(主に馬歯)、鉄滓なども出土している。また、しがらみ遺構の構成木材やそこに含まれる木製品も多くがこの時期の資料である。河道は古墳時代中期後半に埋没する。河道の周辺には古墳時代中期の井戸や土坑、溝、ピット群などが存在する。遺構は河道の北岸側に多く、両岸で土地利用の在り方に
差異があったことが窺える。これらの遺構・遺物は調査地からすぐ北東に位置する曲川古墳群が造営される時期と重なり、両者合わせての理解が必要となる。

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