愛知県における鉄器生産を考える(4) 朝日西遺跡を中心に
鈴木 正貴
蔭山 誠一
朝日西遺跡から出土した金属関連資料の分析を通じて、中世から近世までの鉄器生産の様相を考察した。この結果、鉄資料組成は8類に分類することができ、生産工程または時期的な差異が表れていることを想定した。また、椀型滓と流動滓の分類において、密度あるいは比重のデータが有効であるという可能性が高くなった。