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南日詰大銀2遺跡第4次・北日詰城内1遺跡第1次・北条館跡第1次発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131843
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.131843
引用表記 公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2023 『岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書736:南日詰大銀2遺跡第4次・北日詰城内1遺跡第1次・北条館跡第1次発掘調査報告書』公益財団法人岩手県文化振興事業団
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2023 『南日詰大銀2遺跡第4次・北日詰城内1遺跡第1次・北条館跡第1次発掘調査報告書』岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書736
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書名 南日詰大銀2遺跡第4次・北日詰城内1遺跡第1次・北条館跡第1次発掘調査報告書
発行(管理)機関 (公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター - 岩手県
書名かな みなみひづめだいぎん2いせきだい4じ・きたひづめじょうない1いせきだい1じ・ほうじょうたてあとだい1じはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 北上川緊急治水対策事業関連遺跡発掘調査
巻次 2: 北条館跡・総括
シリーズ名 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 736
編著者名
編集機関
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人岩手県文化振興事業団
発行年月日 20230310
作成機関ID
郵便番号 0200853
電話番号 0196389001
住所 岩手県盛岡市下飯岡11地割185番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 北条館跡
遺跡名かな ほうじょうたてあと
本内順位
遺跡所在地 岩手県紫波郡紫波町大字北日詰城内105番地2ほか
所在地ふりがな いわてけんしわぐんしわちょうおおあざきたひづめじょうない105ばんち2ほか
市町村コード 03321
遺跡番号 LE77-0164
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 393211
東経(世界測地系)度分秒 1411022
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.536388 141.172777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180618-20181115
20190408-20191127
20200408-20200903
調査面積(㎡)
3700
4800
1880
調査原因 北上川緊急治水対策事業
遺跡概要
種別
集落
城館
時代
縄文
奈良
平安
戦国
安土桃山
江戸
主な遺構
竪穴建物
掘立柱建物
土坑
土塁
土橋
井戸
性格不明遺構
柱穴
主な遺物
縄文土器
土師器
須恵器
国産陶器
輸入陶磁器
石器
金属製品
銭貨
木製品
生産関連遺物
ガラス製品
炭化種子
特記事項 北上川西岸に立地する15~16世紀代の平城

石器(石臼・砥石・硯・敲磨器等)
金属製品(小札・鏃・鍋・鉸具・目貫・鏡・釘等)
銭貨(永楽通宝・寛永通宝)
木製品(杭・下駄・折敷等)
生産関連遺物(坩堝・羽口・鉄滓)
要約  北条館跡は、文献資料がほとんど無く来歴は不明であったが、3箇年にわたる発掘調査により15~16世紀代に機能した連郭式の城館であり、南部氏が天正20(1952)年に破却した領内48城の記録である「南部大膳大夫分国之内諸城破却共書之事」にある「志和郡肥爪平城」に該当し、16世紀末に破却された城であったことが判明した。発掘調査は遺跡範囲東側を対象に実施し、大型掘立柱建物(SB26・27)をはじめ多数の掘立柱建物、倉庫・工房と考えられる竪穴建物、曲輪を区画する堀・土塁・土橋等が検出されている。遺物も多岐に渡っており、陶磁器をはじめ茶道具や生産関連遺物、銭貨を含む金属製品が出土している。
 また、今回の調査では城館期の遺構だけではなく縄文時代から近現代に至る多数の遺構・遺物が検出されている。特に12世紀中~後葉の遺構・遺物が多く、近隣に位置する比爪氏の居館である比爪館遺跡や南日詰大銀Ⅱ遺跡との関連が窺われる。

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