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天寧1遺跡2町道改良地点

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25432
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.25432
For Citation 財団法人 北海道埋蔵文化財センター 2011 『北海道埋蔵文化財センター調査報告書274:天寧1遺跡2町道改良地点』財団法人 北海道埋蔵文化財センター
財団法人 北海道埋蔵文化財センター 2011 『天寧1遺跡2町道改良地点』北海道埋蔵文化財センター調査報告書274
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File
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Title 天寧1遺跡2町道改良地点
Participation-organizations (公財)北海道埋蔵文化財センター - 北海道
Alternative てんねる1いせき2ちょうどうかいりょうちてん
Subtitle 町道床丹5号線道路改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書/釧路町
Volume
Series 北海道埋蔵文化財センター調査報告書
Series Number 274
Author
Editorial Organization
財団法人 北海道埋蔵文化財センター
Publisher
財団法人 北海道埋蔵文化財センター
Publish Date 20110325
Publisher ID
ZIP CODE 069-0832
TEL 011-386-3231
Aaddress 北海道江別市西野幌685番地1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 天寧1遺跡
Site Name Transcription てんねる1いせき
Order in book
Address 北海道釧路郡釧路町中央7-15
Address Transcription ほっかいどうくしろぐんくしろちょうちゅうおう7-15
City Code 01661
Site Number M-02-28
North Latitude (JGD) 430037
East Longitude (JGD) 1442602
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 43.0128 144.43
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20080623-20080918
Research Space
700
Research Causes 道路建設に伴う事前調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
土坑
東西斜面魚骨層
Main Foundings
緑ヶ岡式土器
大洞A式
石鏃
ナイフ
砥石
銛頭
骨針
動物遺存体
Remark 大洞A式並行期の緑ヶ岡式古段階期の魚骨層が検出され、短期間で形成された人工遺物と動物遺存体が得られた。また、参考値ではあるが、大洞A式の壺の胎土中の黒曜石が「岩木山系」と判定された。
主な時代:縄文晩期後半
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
竪穴住居跡4
Main Foundings
フシココタン下層式土器
興津式土器
石鏃
ナイフ
Remark 主な時代:続縄文前半
Site Type
集落
Main Age
Main Features
土坑
Main Foundings
北大2式土器
円形掻器
Remark 主な時代:続縄文後半
Abstract [天寧1遺跡 要約]
天寧1遺跡町道改良地点は、釧路川の左岸、現在の海岸線から5.5km内陸に位置し、釧路湿原に向かって突き出た段丘上に立地する。台地上には続縄文時代前・後半期の遺構・遺物が検出され、段丘崖に相当する斜面部では樽前C1テフラの上位で縄文時代晩期後葉の動物遺存体を多量に含む魚骨層が検出された。  縄文時代晩期後葉は台地部の土坑と斜面部の魚骨層が検出され、土坑は直径1m以下の小型のものがおおい。副葬品があるものは少なく、石斧3本と大型剥片が埋葬された熟年女性の墓が確認された。魚骨層は緑ヶ岡式古段階に相当し、多くの動物遺存体と土器・石器等が出土した。動物遺存体は魚が最も多く、イトヨ・カレイ類・ヒラメなど砂泥底に棲息する魚がほとんどで、当時遺跡近くまで砂地の海が迫っていたと考えられる。鳥はハクチョウ類・ガン類・大小のカモ類が多く、鳥管骨は骨製品の素材となる。哺乳類で多いのはイヌで、切創や幼獣の比率が高い特徴は、当該期の道東北部の遺跡に類似する。海棲哺乳類は少ない。土器は緑ヶ岡式古段階で、深鉢・鉢・壺・舟形土器が出土した。また、大洞A式の搬入土器(壺)付着黒曜石が参考値ではあるが岩木山系と判定され、津軽周辺で作られて遺跡まで持ち込まれた可能性が高い。  続縄文時代前半期は竪穴住居跡が検出され、それに伴う土器・石器類が出土した。縄文時代晩期に比べ石器類の内容はほとんど変化がみられない。  続縄文時代後半期は北大2式の土坑墓が検出され、縄文時代晩期のものより直径が大きい。包含層からは同時期と思われるオホーツク式土器が1個体出土した。 

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