A study of Hirowatari Kosyū by text, signature and seal.
文献資料と落款・印章から考える広渡湖秀

Ishizawa Shun ( 石沢 俊 )
江戸後期の画家・広渡湖秀は記録上、二人いたことが明らかとなっている。 一人は長崎で唐絵目利 (輸入画の鑑定・評価をする職) として活動した湖秀Ⅰ(1737~84)。もう一人は湖秀Ⅰを継いだ後、長崎から京都、江戸へ行った湖秀Ⅱ (1766~1820)。湖秀Ⅱの生年から湖秀Ⅰの没年まで20年ほど重なっているだけでなく、管見のかぎりでは二人とも年紀を持つ作品が確認できていない。二人がどのような関係にあったかも明らかでなく、京都や江戸における湖秀Ⅱの足跡も墓記のほかは知られていない。
当館は、湖秀の落款・印章を伴う作品を一五件所蔵している。本稿では、文献資料と落款・印章から、二人の湖秀を判別する視点を提示するとともに、湖秀Ⅱと京都・江戸の文人たちとの交友の一端を見ていきたい。
石沢俊 2013「文献資料と落款・印章から考える広渡湖秀」 『神戸市立博物館研究紀要』 https://sitereports.nabunken.go.jp/en/article/19945
NAID :
Prefecture :
Age 江戸
文化財種別 絵画 歴史資料
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別 文献史学 美術史
テーマ 文化系統 その他
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Created Date : 2021-11-22
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