奈良文化財研究所 ホーム
Search
List
Others
おすすめ
report count (with pdf)
41226 reports
( Participation 755 Orgs )
report count
132416 reports
( compared to the privious fiscal year + 1731 reports )
( Participation 1917 Orgs )
site summary count
147543 reports
( compared to the privious fiscal year + 2103 reports )
Article Collected
120565 reports
( compared to the privious fiscal year + 1568 reports )
video count
1298 reports
( compared to the privious fiscal year + 114 reports )
( Participation 117 Orgs )
Event Collected
1249 reports
( compared to the privious fiscal year + 199 reports )
※過去開催分含む

Who was “Tensen” ? ーAn etcher who had similar etching techniques and expressions to Aōdō Denzen in the late Edo period.
田善とテンセン ―亜欧堂系銅版江戸名所図における表現技法上の諸問題―

Tsukahara Akira ( 塚原 晃 )
江戸時代を代表する銅版画家・亜欧堂田善は、その優れた観察眼と斬新な造形感覚で、多くの江戸名所風景を銅版画で制作したとされている。その中でも、「アサクサヲクヤマ」「ミツマタノケイ」などのカタカナの画題と「アヲヲテンセン」などと画家名を記した大形の江戸名所風景シリーズは、田善の風景銅版画の傑作として知られてきた。ところが近年、その中の一図「アサクサヲクヤマ」の鑑識を疑問視する説が出された。これを受けて本稿では、表現技法上の観点から、亜欧堂田善の銅版画基準作と大形江戸風景図を比較した。結果、奇妙なプロポーションの人物表現、稚拙さの目立つ描線、独特なカタカナ表記など、基準作の作風とは相いれない表現を多数指摘できることが判明した。結論としては、これらの大形江戸名所銅版画を制作した「テンセン」なる人物は、亜欧堂工房で田善のごく近くで銅鐫に関わった人物で、田善本人とは異なる意図や趣向のもとに、これらの銅版画を密かに作っていたと思われる。
NAID :
Prefecture :
Age
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
Related Url :
Created Date : 2021-11-19
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation|first=晃|last=塚原|contribution=田善とテンセン ―亜欧堂系銅版江戸名所図における表現技法上の諸問題―|title=神戸市立博物館研究紀要|date=2008-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/110708|ncid=AN10177091|volume=24}} 閉じる
このエントリーをはてなブックマークに追加

Keywords and Feature Word

この論文は下の刊行物の 103 - 118 ページ に掲載されています。

収録刊行物