熊本県頭地下手遺跡の調査成果

MIYAZAKI Takashi ( 宮崎 敬士 )
頭地下手遺跡の存立基盤を分析し、その構造と役割を検討した。頭地下手遺跡は、沿海部で活動する集団が山間部に川辺川つたいに進みいり、山間部で活動する集団を生成した初期に形成された。この動機は、釣針等に用いる石材、漁網等を仕立てる草本材等、漁撈具の材料となる山間部の産品の獲得であり、阿高式から市来式にいたる長期間にわたり維持された。なお、沿海部と山間部の両集団はそれぞれの自律性を保持して、各個に特有の産品を移出入している。
宮崎敬士 2014「熊本県頭地下手遺跡の調査成果」 『頭地下手遺跡』熊本県文化財調査報告 https://sitereports.nabunken.go.jp/en/article/121352
NAID :
Prefecture : Kumamoto Prefecture
Age 縄文
文化財種別 史跡 考古資料
史跡・遺跡種別 集落
遺物(材質分類) 石器 石製品 土器 土製品(瓦含む) 繊維製品(紙含む)
学問種別 考古学
テーマ 技法・技術 文化系統
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Created Date : 2023-10-07
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