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田鎖遺跡・田鎖館跡・田鎖車堂前遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70350
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.70350
引用表記 公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2020 『岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書718:田鎖遺跡・田鎖館跡・田鎖車堂前遺跡発掘調査報告書』岩手県沿岸広域振興局土木部他
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2020 『田鎖遺跡・田鎖館跡・田鎖車堂前遺跡発掘調査報告書』岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書718
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Title 田鎖遺跡・田鎖館跡・田鎖車堂前遺跡発掘調査報告書
Participation-organizations (公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター - 岩手県
Alternative たくさりいせき・たくさりだてあと・たくさりくるまどうまえいせきはっくつちょうさほうこくしょ
Subtitle 宮古西道路建設事業関連遺跡発掘調査
Volume
Series 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書
Series Number 718
Author
Editorial Organization
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
Publisher
岩手県沿岸広域振興局土木部
公益財団法人岩手県文化振興事業団
Publish Date 20200313
Publisher ID
ZIP CODE 0200853
TEL 0196389001
Aaddress 岩手県盛岡市下飯岡11地割185番地
Report Type report
NII Type Research Paper
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
所収論文
Site
Site Name 田鎖遺跡
Site Name Transcription たくさりいせき
Order in book
Address 岩手県宮古市田鎖第2地割120-12ほか
Address Transcription いわてけんみやこしたくさりだい2ちわり120-12ほか
City Code 03202
Site Number LG32-2358
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 393728
East Longitude (WGS) 1415401
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.624444 141.900277
Research Period
20150409-20150630
Research Space
4830
Research Causes 宮古西道路建設事業
OverView
Site Type
集落
その他
Main Age
縄文
弥生
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
陥し穴
貯蔵穴
石囲炉
集石遺構
掘立柱建物
井戸
Main Foundings
縄文土器
弥生土器
石器
土師器
須恵器
中国産陶磁器
国産陶磁器
銭貨
Remark 中世末~近世初頭の掘立柱建物柱穴から「平安通寳」出土
Site Name 田鎖館跡
Site Name Transcription たくさりだてあと
Order in book
Address 岩手県宮古市田鎖第1地割69-6ほか
Address Transcription いわてけんみやこしたくさりだい1ちわり69-6ほか
City Code 03202
Site Number LG32-2333
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 393729
East Longitude (WGS) 1415357
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.624722 141.899166
Research Period
20160408-20161004
Research Space
13500
Research Causes 宮古西道路建設事業
OverView
Site Type
集落
城館
Main Age
縄文
弥生
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
竪穴住居
土坑
帯曲輪
墓壙
Main Foundings
縄文土器
石器
土師器
須恵器
鉄製品
鉄滓
陶器
銭貨
陶磁器
Remark
Site Name 田鎖車堂前遺跡
Site Name Transcription たくさりくるまどうまえいせき
Order in book
Address 岩手県宮古市田鎖第11地割車堂前地内ほか
Address Transcription いわてけんみやこしたくさりだい11ちわりくるまどうまえちないほか
City Code 03202
Site Number LG33-2140
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 393727
East Longitude (WGS) 1415412
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.624166 141.903333
Research Period
20140610-20141212
20150410-20151222
20160411-20170308
20170404-20170530
Research Space
21645
Research Causes 宮古西道路建設事業
OverView
Site Type
集落
城館
田畑
Main Age
縄文
弥生
古墳
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
竪穴住居
土坑
貯蔵穴
粘土採掘坑
大形木柱列
配石遺構
井戸
暗渠
墓壙
Main Foundings
縄文土器
石器
土製品
土製耳飾
弥生土器
大陸系磨製石斧
須恵器
埴輪
管玉
土師器
湖西窯産須恵器
平瓦片
鉄製品
銅椀
かわらけ
中国産陶磁器
国産陶器
中国産磁器
銭貨
Remark ・縄文時代早期末の大形竪穴住居を中心とする集落。
・縄文時代中期中葉~末葉に至る拠点集落。祭祀に関わる大形木柱列や配石遺構等も検出した。
・東北地方各地からの搬入土器が一定量出土。
・7~9世紀に営まれた岩手県沿岸地域最大級の拠点的な集落。
・12世紀代に築かれた堀で囲まれる居館。
・文献資料に登場する「田鎖牧」と同時代の遺構・遺物がみられ、牧の一部を含む可能性がある。
Abstract  田鎖遺跡 縄文時代~近世の複合遺跡。縄文時代は居住域に近い狩猟場としての利用が想定される。古代の遺構は掘立柱建物1棟のみであるが、中世末~近世初頭になると掘立柱建物を中心とする屋敷地として利用されている。田鎖車堂前遺跡の居館に関連する遺構は皆無であるが、同時期と考えられる陶磁器が少量認められる。
 田鎖館跡 田鎖館跡は中世にこの地域を領していた田鎖氏の居城と伝えられ、調査区は城館の東縁から中央付近にあたる。中央付近の尾根頂部から中世とみられる堀と竪穴建物2棟、帯曲輪などを検出した。中世の遺物はごく僅かであるが、14世紀頃の陶器甕片が出土しており、城館の築かれた時期を考える上で良い資料となった。東側尾根及び山裾部分からは奈良・平安時代の竪穴住居が多数見つかった。鉄製品や鉄滓も出土していることから鉄生産に関わる大規模な集落であったと考えられる。遺構はそれぞれ重複が多く、長期間営まれたと推定される。縄文時代中期後半の竪穴住居が1棟見つかっており、遺構は見られないが弥生時代後期の土器片も出土している。
 田鎖車堂前遺跡 縄文時代早期から近世に至る複合遺跡であり、各時代も地域を代表する遺構・遺物がみられる。いずれの時代においても岩手県沿岸地域の拠点的な性格を有すると思われる。縄文時代早期・縄文時代中期は居住域として利用され、地域の拠点的な集落が営まれた。生活に密着した遺構以外に、縄文時代中期中葉の大形木柱列や列石、縄文時代中期末頃の集石を含む大規模な配石遺構は、東北地方のみならず日本列島の縄文文化を考えるうえで貴重な事例である。縄文時代後期から弥生時代前半にかけては沖積作用によって土壌の堆積が繰り返され、弥生時代中期に再び集落域となる。東北地方各地から搬入された弥生時代中期の土器が集まっており、交易や流通の拠点と化していたものと考えられる。7世紀後半以降は再び集落が展開し、9世紀後半に至るまで150軒を超える竪穴住居を擁する拠点集落となる。この間にも、湖西窯産須恵器・会津大戸窯産須恵器・瀬谷子窯産須恵器など遠隔地から移入される土器が認められ、やはりこの時代も広域流通の一拠点であったことが明らかである。奥州藤原氏の時代(12世紀)には大規模な堀で囲まれた居館として姿を変える。堀は部分的に2重で、内堀は「コ」の字形に巡り、1箇所のコーナーでは土橋が検出され、もう1箇所にも木橋が架かっていたと想定される。堀内部には四面に庇を持つ掘立柱建物や井戸がある。
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