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野原山城跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70314
For Citation 公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室 2020 『公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書85:野原山城跡』公益財団法人広島県教育事業団
公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室 2020 『野原山城跡』公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書85
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File
Title 野原山城跡
Participation-organizations (公財)広島県教育事業団 - 広島県
Alternative のはらやまじょうあと
Subtitle 一般国道2号改築事業(安芸バイパス)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告
Volume
Series 公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書
Series Number 85
Author
Editorial Organization
公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室
Publisher
公益財団法人広島県教育事業団
Publish Date 20200316
Publisher ID
ZIP CODE 7330036
TEL 0822955751
Aaddress 広島県広島市西区観音新町四丁目8番49 号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 野原山城跡
Site Name Transcription のはらやまじょうあと
Order in book
Address 広島市安芸区上瀬野町寺分・丸岩山
Address Transcription ひろしましあきくかみせのちょうてらわけ・まるいわやま
City Code 34107
Site Number 689
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 342516
East Longitude (WGS) 1323751
Dd X Y 34.421111 132.630833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20180507-20181012
Research Space
3600
Research Causes 一般国道2号改築事業(安芸バイパス)
OverView
Site Type
城館
古墳
Main Age
古墳
室町
Main Features
堀切
土坑
溝状遺構
竪穴式石室
Main Foundings
陶磁器
瓦質土器
土師質土器
鉄器
砥石
壁土
弥生土器
Remark  中世山城の郭,堀を確認。朝鮮通宝が出土。壁土片が大量に出土。古墳時代の竪穴式石室を確認。
Abstract  野原山城跡は,標高約660 mの水丸山山塊から北西方向に延びる丘陵の先端近くに立地する。
 調査の結果,主郭と推定される平坦面1の調査範囲から,土坑5基,溝状遺構8条,ピット72,性格不明及び竪堀遺構2基,集石遺構1を検出し,平坦面の西側に堀切1条,南側に堀切1条,東側に堀切2条,竪堀3 条を確認した。
 平坦面1は溝によって区画され,居館の存在が推定される。
 平坦面1から,土師質土器(杯・皿・鍋・釜・擂鉢),陶器(甕・擂鉢等),瓦器(火鉢),瓦質土器(擂鉢),青磁(碗・皿・花瓶等),白磁(皿),石製品(砥石・硯・碁石),鉄製品(短刀・鏃・釘・用途不明鉄製品),古銭,壁土片などが出土した。出土した土器は15 世紀代のものが中心で,山城を使用した年代は,主に15 世紀と考えられる。被熱を受けた壁土が大量に出土していることから,土蔵が存在し,火災を受けたことが推測される。
 調査区東端の平坦面2で,古墳時代前期の竪穴式石室を1基確認した。遺物として,床面から埋葬者の歯10 点,副葬品と考えられる刀子1点,棒状の鉄製品1点が出土した。

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