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小松原2遺跡・湯川氏館跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/62610
DOI 2D code
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.62610
For Citation 公益財団法人和歌山県文化財センター 2016 『小松原2遺跡・湯川氏館跡』公益財団法人和歌山県文化財センター 
公益財団法人和歌山県文化財センター 2016 『小松原2遺跡・湯川氏館跡』
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=雅史|last=川崎|title=小松原2遺跡・湯川氏館跡|origdate=2016-03-31|date=2016-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/62610|location=和歌山市岩橋1263番の1|ncid=BB21782491|doi=10.24484/sitereports.62610}} 閉じる
File
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Title 小松原2遺跡・湯川氏館跡
Participation-organizations (公財)和歌山県文化財センター - 和歌山県
Alternative こまつばら2いせき・ゆかわしやかたあと
Subtitle 湯川中学校改築工事に伴う発掘調査報告書
Volume
Series
Series Number
Author
Editorial Organization
公益財団法人和歌山県文化財センター
Publisher
公益財団法人和歌山県文化財センター 
Publish Date 20160331
Publisher ID 302015
ZIP CODE 6408301
TEL 0374723710
Aaddress 和歌山市岩橋1263番の1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 小松原2遺跡
Site Name Transcription こまつばら2いせき
Order in book
Address 和歌山県御坊市湯川町小松原
Address Transcription わかやまけんごぼうしゆかわちょうこまつばら
City Code 30205
Site Number 24
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 335424
East Longitude (WGS) 1350947
Dd X Y 33.906666 135.163055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20130517-20131226
Research Space
3783
Research Causes 中学校改築工事
OverView
Site Type
集落
Main Age
弥生
飛鳥白鳳
鎌倉
江戸
Main Features
竪穴建物
井戸
谷状遺構
土坑
Main Foundings
弥生土器
石包丁
石鏃
礫石器
須恵器
土師器
製塩土器
軒丸瓦
平瓦
木製品
瓦器
国産陶器
青磁
青白磁
近世陶磁器
Remark 弥生時代:消失家屋を含む竪穴建物が5棟、集落を区画する溝
白鳳時代:軒丸瓦 日本霊異記の「別寺」か?
鎌倉時代:位牌などの木製品のほか、多くの土器類
江戸時代:粘土採掘土坑
Site Name 湯川氏館跡
Site Name Transcription ゆかわしやかたあと
Order in book
Address 和歌山県御坊市小松原
Address Transcription わかやまけんごぼうしこまつばら
City Code 30205
Site Number 25
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 335424
East Longitude (WGS) 1350947
Dd X Y 33.906666 135.163055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20130517-20131226
Research Space
3783
Research Causes 中学校改築工事
OverView
Site Type
城館
Main Age
室町
Main Features
井戸
石垣
橋脚
Main Foundings
国産陶器
輸入陶磁器
土師器
瓦質土器
石製品
金属製品
木製品
Remark 守護館に匹敵する方形居館
Abstract  弥生時代中期の竪穴建物・溝・土坑、奈良時代の溝、鎌倉時代の井戸、室町時代の堀・池・井戸、近世の土坑などを同一面で検出した。これらから、調査区付近は弥生時代中期には集落、奈良時代と鎌倉時代には寺院の存在が考えられ、室町時代には湯川氏の館が築かれ、近世後半頃には粘土の採掘土坑が掘削されることが明らかとなった。
 弥生時代の集落は中期後半代のもので、調査区は集落の南東部に相当すると考えられる。建物は同時併存するものでなく、おおよそ3時期に分かれるものと想定できる。
 奈良時代の溝からは道成寺創建時の瓦と同タイプの軒丸瓦が出土し、付近に白鳳期まで遡る寺院が存在し、これは『日本霊異記』に登場する「別寺」の可能性がある。
 鎌倉時代の遺構は少ないが、谷状遺構から位牌などの木製品のほか土器類が多く出土した。以前からも六字名号を書いた笹塔婆などが出土していることからも。付近に浄土系寺院が存在した可能性が高い。
 湯川氏館は、東を限る堀が見つかったことで、館の規模がほぼ想定できるようになり、東西約225m、南北約200mの方形居館で、各地で見つかっている守護館に匹敵する規模であることがわかった。また、館の南東部には池泉を伴う庭園があり、その北側には堀を巡らした方形区画が存在することが明らかとなり、遺物の出土傾向から方形区画付近には武士儀礼を行う主殿や会所が存在したことが想定できる。

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