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東要害貝塚

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/61781
For Citation 大崎市教育委員会 2008 『大崎市文化財調査報告書3:東要害貝塚』大崎市教育委員会
大崎市教育委員会 2008 『東要害貝塚』大崎市文化財調査報告書3
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File
Title 東要害貝塚
Participation-organizations 大崎市 - 宮城県
Alternative ひがいようがいかいづか
Subtitle
Volume
Series 大崎市文化財調査報告書
Series Number 3
Author
Editorial Organization
大崎市教育委員会
Publisher
大崎市教育委員会
Publish Date 20080331
Publisher ID
ZIP CODE 980-8423
TEL 022-211-3682
Aaddress 宮城県仙台市青葉区本町3丁目8-1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 東要害貝塚
Site Name Transcription ひがしようがいかいづか
Order in book 1
Address 宮城県大崎市鹿島台平渡字東要害
Address Transcription みやぎけんおおさきしかしまだいひらわたあざひがしようがい
City Code 04215
Site Number 34024
North Latitude (JGD) 382846
East Longitude (JGD) 1410553
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 38.4824 141.0946
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20040519-20041015
Research Space
2000
Research Causes 病院再建
OverView
Site Type
集落
貝塚
Main Age
縄文
Main Features
建物5
土壙墓1
埋葬犬骨1
土器埋納1
土坑21
焼け面9
溝10
貝層・包含層3 包含層1
包含層1
Main Foundings
縄文土器
石器
土製品(土偶など)
石製品(岩偶・玉(コハク製)など)
骨角器(穿孔ヒト指骨・櫛・釣針など)
動物遺存体(鳥・獣・魚(骨))
貝殻
Remark 副葬品(穿孔ヒト指骨+琥珀玉)を伴う縄文時代中期初頭の土壙墓、縄文時代前期前葉の建物群、岩偶


主な時代:縄文前期初から中期中葉
Site Type
Main Age
古代(細分不明)
中世(細分不明)
Main Features
井戸1
土坑1
柱穴列1
Main Foundings
土師器
須恵器
Remark 主な時代:古代から中世
Abstract [東要害貝塚 要約]
東要害貝塚は宮城県大崎市東部、大松沢丘陵東端部近くの丘陵裾部に立地する。今回の調査では、縄文時代前期初頭?中期中葉の貝層・包含地、遺構、遺物を検出した。貝層・包含地は、前期初頭から中期中葉にかけて遺跡内の谷部や斜面に継続的に形成されたもので、堆積土中から多量の土器、石器、動物遺体などが出土した。一括性の高い土器群の層位的出土もみられ、前期前葉や中期初頭の当地域における土器の様相が明らかとなり、放射性炭素年代測定によりそれらの暦年代が示された。特筆すべき遺物としては岩偶がある。前期前葉に位置づけられるもので、岩偶としては最も古い部類であり、形態が同時期の土偶に類似するなど特徴的で貴重な資料である。また、水洗選別により得られた動物遺体の詳細な分析により、本遺跡における狩猟・漁労活動や消費活動の特質が明らかとなった。遺構には、前期前葉の掘立柱建物跡・埋設土器遺構、中期初頭の土壙墓、前期?中期の溝跡、土坑、ピット群などがある。建物跡はいずれも前期前葉のもので、柱筋をそろえて並ぶ状況もみられる。土壙墓は、装身具の一部とみられる穿孔ヒト指骨や琥珀玉が副葬されていたとみられるもので、資料的に極めて貴重かつ重要である。溝跡・ピット群は中期前葉のものであると推定され、平地式住居の存在を示している可能性がある。ほかに古代?中世の遺構・遺物を若干検出した。

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