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山口遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/22616
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.22616
For Citation 鹿児島県立埋蔵文化財センター 2013 『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書179:山口遺跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター
鹿児島県立埋蔵文化財センター 2013 『山口遺跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書179
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=栄次|last=廣|first2=静彦|last2=鶴田|first3=友裕|last3=稲垣|title=山口遺跡|origdate=2013-03|date=2013-03|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/22616|location=鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森2番1号|ncid=BB12539710|doi=10.24484/sitereports.22616|series=鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書|volume=179}} 閉じる
File
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Title 山口遺跡
Participation-organizations 鹿児島県教育委員会 - 鹿児島県
Alternative やまぐちいせき
Subtitle 南九州西回り自動車道建設(薩摩川内都IC〜高江IC間)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 ; 36
Volume
Series 鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書
Series Number 179
Author
Editorial Organization
鹿児島県立埋蔵文化財センター
Publisher
鹿児島県立埋蔵文化財センター
Publish Date 20130300
Publisher ID
ZIP CODE 8994318
TEL 0995485811
Aaddress 鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森2番1号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 山口遺跡
Site Name Transcription やまぐちいせき
Order in book
Address 鹿児島県薩摩川内市都町
Address Transcription かごしまけん さつませんだいし みやこまち
City Code 46215
Site Number 215-6-151
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 314632
East Longitude (WGS) 1301735
Dd X Y 31.775555 130.293055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20100120-20120309
Research Space
16920.7
Research Causes
OverView
Site Type
集落
散布地
Main Age
旧石器
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
石器ブロック
落し穴
礫群
土坑
集石
掘立柱建物跡
畝溝
墓跡
溝状遺構
畝溝
Main Foundings
細石刃
細石刃核
打製石鏃
削器
土器
前平式土器(志風頭段階)
押型文土器
変形撚糸文土器
手向山式土器
平栫式土器
塞ノ神式土器
耳栓
打製石鏃
石銛
石匙
異形石器
削器
掻器
小型両面調整石器
楔形石器
使用痕剥片
石核
石錘
礫器
磨石
敲石
石皿
市来式土器
粗製深鉢形土器
東原式土器
小玉
須恵器
越州窯系青磁碗
土錘
土人形
土製不明製品
紡錘車
古銭
瓦質土器
龍泉窯系青磁
白磁
青花
中国製陶器
滑石製石鍋
滑石不明製品
刀子
雁股鏃
鉄釘
古銭
金属不明製品
砥石
薩摩焼
肥前系陶磁器 
Remark
Abstract  山口遺跡では,旧石器時代~縄文草創期の細石刃製作に伴う上牛鼻産や霧島系黒曜石のブロックが11基検出され,土器の小片も共伴した。周囲には,落し穴や礫群も検出された。特に,細石刃に伴い土器が出土したことは,旧石器時代終末期~縄文時代草創期の様相が捉えられる貴重な発見である。
 縄文時代早期においては,塞ノ神式土器期における打製石鏃を中心とした石器ブロックや落し穴,土坑,集石などが検出され,狩猟生活の一端が捉えられる。口縁部が「く」の字に屈曲する特異な塞ノ神式土器が多数出土したことも特筆され,塞ノ神式土器の編年上,重要な資料である。
 縄文後・晩期においても,基数は減少するものの縄文時代早期同様に,落し穴や土坑が検出され,当地における狩猟生活の継続が見いだせる。
 弥生・古墳時代には,本遺跡における人間生活の営みを示す遺物等は希薄になるものの,古代において掘立柱建物跡や土坑などが検出され,遺物量も激増し,本遺跡における集落の萌芽が捉えられる。
 中世においては,4つのエリアに分かれて,掘立柱建物跡群と墓跡がセット関係で共伴する「屋敷墓」の様相が確認された。木棺墓や再葬墓,石塔墓など異なる形態を有する屋敷墓の複雑な様相は,南九州に於ける屋敷墓の成立の起源を示すだけでなく,中世集落の発生や他地域との交流史研究上,重要な情報を提供するものと思われる

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