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渕ヶ沢遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/21901
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.21901
For Citation 静岡県埋蔵文化財センター 2013 『静岡県埋蔵文化財センター調査報告30:渕ヶ沢遺跡』静岡県埋蔵文化財センター
静岡県埋蔵文化財センター 2013 『渕ヶ沢遺跡』静岡県埋蔵文化財センター調査報告30
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=貴|last=岩本|first2=亮平|last2=柴田|first3=忠義|last3=木村|title=渕ヶ沢遺跡|origdate=2013-03-25|date=2013-03-25|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/21901|location=静岡県静岡市駿河区谷田23番20号|ncid=BB12128046|ncid=AA12664240|doi=10.24484/sitereports.21901|series=静岡県埋蔵文化財センター調査報告|volume=30}} 閉じる
File
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Title 渕ヶ沢遺跡
Participation-organizations 静岡県埋蔵文化財センター - 静岡県
Alternative ふちがさわいせき
Subtitle 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 ; 沼津市-11/第二東名No.27-1地点
Volume 第1分冊
Series 静岡県埋蔵文化財センター調査報告
Series Number 30
Author
Editorial Organization
静岡県埋蔵文化財センター
Publisher
静岡県埋蔵文化財センター
Publish Date 20130325
Publisher ID 22000
ZIP CODE 4228002
TEL 0542624261
Aaddress 静岡県静岡市駿河区谷田23番20号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 渕ヶ沢遺跡
Site Name Transcription ふちがさわいせき
Order in book
Address 静岡県沼津市根古屋字鎌ヶ沢、鎌沢外
Address Transcription しずおかけんぬまづしねごやあざかまがさわ、かまざわほか
City Code 22203
Site Number
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 350855
East Longitude (WGS) 1384833
Dd X Y 35.148611 138.809166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19990901-20081031
Research Space
42651
Research Causes 第二東名建設事業
OverView
Site Type
散布地
Main Age
旧石器
縄文
Main Features
土坑
石器ブロック
礫群
竪穴住居跡
竪穴状遺構
Main Foundings
石器
縄文土器
Remark
Site Type
集落
Main Age
Main Features
Main Foundings
Remark
Abstract 旧石器時代 第Ⅲ黒色帯を主体とした層位から検出された土坑は、南北に延びる浅い谷をはさんで東西方向に並んで掘削される傾向がうかがえる。これら土坑群は土坑の形状、検出層位から箱根・愛鷹山麓で検出される陥穴と判断される土坑と同一の性格を有するものと考えられる。
 休場層で検出された推定長径2.52mを計る大型の土坑は成人6名が入る程度の規模があり、いわゆる陥穴であったと考えられる。また、休場層検出の石器ブロックはいずれも箱根畑宿群の黒曜石を主体としており、これに若干量の信州系黒曜石、瑪瑙、チャート、流紋岩、ホルンフェルス、ガラス質安山岩の石器が伴っている。また、剥片・砕片類及び石核に対する製品の比率から剥片剥離を積極的に行った箱根畑宿群の黒曜石と、剥片剥離作業は消極的なその他の石材に区分して捉えることができる。
 休場層からは細石器及びこれに関連する石器群が出土している。黒曜石(神津島恩馳島群)を主体とした石器群で構成される。
縄文時代 竪穴住居1軒(中期か)、竪穴状遺構1基(早期か)、土坑62基が検出されている。土坑の中には逆茂木を有するものが含まれ、これらは狩猟用の陥穴と考えられる。
 本遺跡から出土した縄文時代の土器は3305点を数える。形式から判断される時期は早期から晩期にわたる。中でも早期が主体を成し、出土土器全体に占める早期の割合は8割強であった。さらに早期の中でも押型文土器の占める割合が高く、早期の約7割が押型文どきであった。
 石器は1833点出土した。土器は未確認であるが草創期の有茎尖頭器が確認されている。また、いわゆる鍬形鏃、異形部分磨製石斧(トロトロ石器)は、早期の押型文土器に伴うものと推測される。その他の石器群は具体的な時期決定が困難であるが、土器の出土比率から勘案すると早期の石器群を中心としたものと推測される。

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