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熊本城跡発掘調査報告書5

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139844
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.139844
For Citation 熊本城調査研究センター 2024 『熊本城調査研究センター報告書7:熊本城跡発掘調査報告書5』熊本城調査研究センター
熊本城調査研究センター 2024 『熊本城跡発掘調査報告書5』熊本城調査研究センター報告書7
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File
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Title 熊本城跡発掘調査報告書5
Participation-organizations 熊本市 - 熊本県
Alternative くまもとじょうあとはっくつちょうさほうこくしょ
Subtitle 整備基本計画策定に向けた千葉城地区の発掘調査
Volume
Series 熊本城調査研究センター報告書
Series Number 7
Author
Editorial Organization
熊本城調査研究センター
Publisher
熊本城調査研究センター
Publish Date 20240326
Publisher ID
ZIP CODE 860-0806
TEL 0963552327
Aaddress 熊本県熊本市中央区花畑町9番6号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 熊本城跡遺跡群
Site Name Transcription くまもとじょうあといせきぐん
Order in book
Address
Address Transcription
City Code 43201
Site Number 246・247
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 324824
East Longitude (WGS) 1304233
Dd X Y 32.806666 130.709166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20220310-20220930
Research Space
228.8
Research Causes 活用目的調査
OverView
Site Type
城館
横穴
Main Age
古墳
中世(細分不明)
近世(細分不明)
近代(細分不明)
Main Features
Main Foundings
紀年銘象嵌鉄刀
須恵器
耳環
土師質土器
瓦器
陶器
磁器
Remark 現代の撹乱層から近世や近代の陶磁器とともに、紀年銘象嵌鉄刀や耳環等が出土。
Abstract  特別史跡熊本城跡の東部に位置する千葉城地区は、中世に出田秀信が構えた隈本城があったとされるが、詳細は分からない。近世には主として武家屋敷、近代以降は学校や軍の施設等が置かれた。また、古墳時代には横穴が築造されていたことも、過去の発掘調査で分かっている。
 今回、特別史跡の整備基本計画策定に向けて近世の遺構等の確認を目的として発掘調査を行った。その結果、現代の撹乱のために近世の遺構や土層はほとんど残されていなかった。中世から近代の土器や陶磁器、瓦等が出土したが、ほとんどが現代の土層からである。また、鉄刀や耳環、須恵器といった古墳時代の遺物も現代の土層から出土した。鉄刀をX線CT調査したところ、「甲子年五□(月カ)□(中カ)」と読める銘文が確認された。鉄刀の型式学的位置付け等から、「甲子年」は 604 年と想定される。遺構に伴うものではないが、発掘調査で出土した銘文鉄刀は全国でも 10 例に満たず、貴重な発見である。兵庫県箕谷2号墳出土の紀年銘象嵌鉄刀のような類似例と比較検討することで、当時の社会状況や国家形成過程の実像に迫りうる非常に重要な資料である。

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