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大谷地3遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131823
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.131823
引用表記 公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2023 『岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書740:大谷地3遺跡発掘調査報告書』公益財団法人岩手県文化振興事業団他
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2023 『大谷地3遺跡発掘調査報告書』岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書740
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書名 大谷地3遺跡発掘調査報告書
発行(管理)機関 (公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター - 岩手県
書名かな おおやち3いせきはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 (仮称)花巻PAスマートインターチェンジ整備事業関連遺跡発掘調査
巻次
シリーズ名 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 740
編著者名
編集機関
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人岩手県文化振興事業団
花巻市
発行年月日 20230310
作成機関ID 03201
郵便番号 0200853
電話番号 0196389001
住所 岩手県盛岡市下飯岡11地割185番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 大谷地Ⅲ遺跡
遺跡名かな おおやちさんいせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県花巻市諏訪、大谷地地内
所在地ふりがな いわてけんはなまきしすわ、おおやちちない
市町村コード 03205
遺跡番号 ME35-1299
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 392213
東経(世界測地系)度分秒 1410539
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.370277 141.094166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210408-20211015
調査面積(㎡)
5982
調査原因 (仮称)花巻PAスマートインターチェンジ整備事業
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
奈良
主な遺構
埋設土器
陥し穴状土坑
竪穴建物
住居状遺構
掘立柱建物
土坑
焼成遺構
周溝
焼土
柱穴状小土坑
主な遺物
土師器
須恵器
赤彩土器
黒曜石
縄文土器
石核
石皿
特殊魔石
特記事項 環状の溝 内部に大型竪穴建物や簡素な掘立柱建物
弧状の溝

土器焼成遺構

赤彩土器
要約  豊沢川右岸の中位段丘上に立地する奈良時代の集落跡である。
 調査区中央に環状の溝、調査区北東に弧状溝を検出した。弧状溝は中位段丘に浅く入り込んだ谷に向かって開口しており、弧状溝以北は古代の遺構が検出されていない。
 環状溝内部には大型竪穴建物や簡素な構造の掘立柱建物跡などが配置され、外部に配置された小型竪穴建物や土器焼成遺構と区画する意図が推測される。環状溝内部の大型竪穴建物・環状溝・弧状溝・小型竪穴建物・焼成遺構から赤彩土器が出土しており、若干の時間差を持ちながらも8世紀後半に収まると考えられる。なお、弧状溝埋土上位からは須恵器が出土しており、周囲に9世紀前半の遺構が存在する可能性が指摘できる。
 縄文時代は陥し穴状遺構58基が検出されており、調査区南側に広がる低湿地に集まる動物の狩猟場だった可能性が指摘できる。この他、縄文時代晩期と考えらえる埋設土器が1基検出され、周辺に縄文集落がsン在する可能性を指摘できる。

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