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津城跡(第5次)発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139023
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.139023
引用表記 三重県埋蔵文化財センター 2024 『三重県埋蔵文化財調査報告419:津城跡(第5次)発掘調査報告』三重県埋蔵文化財センター
三重県埋蔵文化財センター 2024 『津城跡(第5次)発掘調査報告』三重県埋蔵文化財調査報告419
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書名 津城跡(第5次)発掘調査報告
発行(管理)機関 三重県埋蔵文化財センター - 三重県
有償頒布・配布ページ https://dps-ec.com/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな つじょうあと(だいごじ)はっくつちょうさほうこく
副書名
巻次
シリーズ名 三重県埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 419
編著者名
編集機関
三重県埋蔵文化財センター
発行機関
三重県埋蔵文化財センター
発行年月日 20240322
作成機関ID 24000
郵便番号 5150325
電話番号 0596521732
住所 三重県多気郡明和町竹川503
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 津城跡
遺跡名かな つじょうあと
本内順位
遺跡所在地 三重県津市中央
所在地ふりがな みえけんつしちゅうおう
市町村コード 24201
遺跡番号 a703
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344309
東経(世界測地系)度分秒 1363030
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.719166 136.508333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220510-20220817
調査面積(㎡)
714
調査原因 津地家簡裁庁舎新営工事
遺跡概要
種別
城館
時代
江戸
主な遺構
土蔵の地業
水琴窟
井戸
土坑
主な遺物
土器
陶磁器
木製品
金属製品
動物遺体
特記事項
要約  津城は、藤堂藩(津藩)32万石の藤堂氏の居城として築かれた、三重県を代表する近世の平城である。永禄・天正年間に長野信良(織田信包)が築いた安濃津城を、慶長末期に藤堂高虎が修築した。調査地は二之丸北側で、老職など上級家臣の屋敷地にあたる。
 調査の結果、17世紀後半から19世紀までの近世遺構・遺物を検出した。特に、18世紀後葉から19世紀前葉の遺構・遺物が多い。遺構は、土蔵の基礎地業(布地業・捨杭)、水琴窟、井戸、土坑などで、屋敷地の裏手に土蔵や坪庭・露地、ごみ溜などが配置されたとみられる。
 遺物は陶磁器や瓦、動物遺体などで、陶磁器は肥前、瀬戸・美濃を主体とし、18世紀後半以降は京都・信楽系陶器が多くみられた。この他に、腰白献上茶壺などの高級品や、藤堂藩を象徴する安東焼(古安東)、「伊賀國」印銘の伊賀焼(藩御用品)の出土が特筆される。動物遺体は貝類を中心に、食用価値の高い多種多様な動物の残渣がみられた。
 近世遺構基盤層の下層調査や土壌分析から、調査地の地形環境に関する資料を得た。
 津城廃城後は、明治時代の阿漕焼や、安濃津地方裁判所に関わる昭和10年代の遺物が大量に出土した。

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