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下平野遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/140625
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.140625
引用表記 公益財団法人山口県ひとづくり財団 山口県埋蔵文化財センター 2024 『山口県埋蔵文化財センター調査報告115:下平野遺跡』公益財団法人山口県ひとづくり財団 山口県埋蔵文化財センター
公益財団法人山口県ひとづくり財団 山口県埋蔵文化財センター 2024 『下平野遺跡』山口県埋蔵文化財センター調査報告115
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書名 下平野遺跡
発行(管理)機関 (公財)山口県ひとづくり財団山口県埋蔵文化財センター - 山口県
書名かな しもひらのいせき
副書名
巻次
シリーズ名 山口県埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 115
編著者名
編集機関
公益財団法人山口県ひとづくり財団 山口県埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人山口県ひとづくり財団 山口県埋蔵文化財センター
発行年月日 20240322
作成機関ID 35203
郵便番号 7530073
電話番号 0839231060
住所 山口県山口市春日町3番22号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 下平野遺跡
遺跡名かな しもひらのいせき
本内順位
遺跡所在地 山口県田布施町下田布施
所在地ふりがな やまぐちけんたぶせちょうしもたぶせ
市町村コード 35343
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒 335700
東経(日本測地系)度分秒 1320200
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.9533 132.0308
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220704-20230316
調査面積(㎡)
3835
調査原因 ほ場整備
遺跡概要
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
掘立柱建物 10棟
柱列 15条
柱穴 約1470個
土杭 約290個
木炭焼成坑 1基
溝 15条
主な遺物
土師器
須恵器
瓦質土器
青磁
白磁
土製品(羽口、土錘)
石器(石鍬、トロトロ石器、敲石、剥片、砥石)
鉄器(鉄杭、刀子)
銅銭
鉱滓
など
特記事項 中世の掘立柱建物群、多量の土師器皿や搬入品を確認した。また、古墳時代中期前半の土師器を多く含む遺物包含層、縄文時代早期のトロトロ石器を確認した。
要約  下平野遺跡は、丘陵先端部の台地上に立地する、中世を中心とする集落跡である。
 調査では、台地の北端付近で、調査区をほぼ東西に横断し、東流する溝(流路)を確認した。その埋土上及び周辺では、柱穴や土坑等の遺構が密集しており、中世以前に溝が埋没した後、集落が営まれたとみられる。
 集落は、13~14世紀の掘立柱建物によって構成され、廂を付設する建物も検出した。遺物は多数の土師器皿をはじめ、東播系須恵器や常滑焼、青磁や白磁、中国銭等、他地域からの搬入品も多く出土した。
 また、遺物包含層から、古墳時代中期前半の土師器の壺・甕が多数出土したほか、めずらしい遺物として、縄文時代早期とみられる「トロトロ石器」も出土した。
 今回の調査で、才賀川流域の中世集落の状況について把握できたほか、縄文時代や古墳時代の良好な資料を得られた。


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