| 所収論文 |
| タイトル |
趣旨説明「特集 大震災と考古学-阪神・淡路大震災から30年-」 |
| 英語タイトル |
Purpose explanation”Special Feature: Great Earthquakes and Archaeology - 30 Years Since the Great Hanshin-Awaji Earthquake” |
| 著者 |
山本 誠
, YAMAMOTO Makoto
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| ページ範囲 |
1 - 2
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| NAID |
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| 都道府県 |
兵庫県
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| 時代 |
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| 文化財種別 |
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| 史跡・遺跡種別 |
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| 遺物(材質分類) |
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| 学問種別 |
その他
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| テーマ |
その他
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| 他の電子リソース |
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| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=誠|last=山本|contribution=趣旨説明「特集 大震災と考古学-阪神・淡路大震災から30年-」|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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| 抄録(内容要約) |
阪神・淡路大震災の経験を未来に伝えるために今回の研究会の特集では、3つの柱を設定しました。A:非常事態の中で国・県・市の連携がどのようにとられ、埋蔵文化財調査がいかに進めることが出来たのか、当時の関係者の方々に語って頂くことを企画しました。次に、B:阪神・淡路大震災を引き起こした「野島断層」が、地震発生直後から文化財として保護され、国指定の天然記念物となりどのように活用されているのか、また阪神・淡路大震災の経験が防災教育として兵庫県内の学校現場でどのように継承されているのかを報告頂きます。そして、C:現在進行中の奈良文化財研究所が中心となって推進されているプロジェクト、発掘調査によって得られた過去の災害記録をどのようにして広く公開し現在・未来に対して活用することが出来るのかを示していただきます。 |
| タイトル |
復旧・復興事業に伴う発掘調査を支える仕組みづくり―文化庁の対応― |
| 英語タイトル |
Creating a System to Support Excavation Research Prior to the Reconstruction After the Great Hanshin-Awaji Earthquake: Initiatives by the Agency for Cultural Affairs, Government of Japan |
| 著者 |
坂井 秀弥
, SAKAI Hideya
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| ページ範囲 |
3 - 10
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| NAID |
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| 都道府県 |
兵庫県
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| 時代 |
平成
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| 文化財種別 |
その他
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| 史跡・遺跡種別 |
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| 遺物(材質分類) |
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| 学問種別 |
考古学
その他
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| テーマ |
その他
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| 他の電子リソース |
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| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=秀弥|last=坂井|contribution=復旧・復興事業に伴う発掘調査を支える仕組みづくり―文化庁の対応―|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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| 抄録(内容要約) |
日本においては、遺跡(周知の埋蔵文化財包蔵地)において、土木工事によって遺跡を破壊する場合は、事前に発掘調査を行い、その記録を保存(記録保存)することになっている。1995年の阪神・淡路大震災における復興事業においては、非常時でありながら、可能な範囲で最低限の発掘調査を行うとの方針のもと、(1)発掘調査の対象を絞ること、(2)全国から職員派遣により調査体制を確保すること、(3)民間事業者負担の調査費の減免を図ることなど、通常とは明確に異なる措置を講じて実施された。この考え方は、戦後長い時間をかけて土木工事に伴う発掘調査システムを築き上げ、それによって地域のかけがえのない歴史・文化を明らかしてきたことが、全国の都道府県・市町村の間で認識されていたからこそ、おのずと選択されたと考えられる。 |
| タイトル |
阪神・淡路大震災を振り返る-兵庫県の立場から― |
| 英語タイトル |
Reflecting on the Great Hanshin-Awaji Earthquake-From the perspective of Hyogo Prefecture- |
| 著者 |
長谷川 眞
, HASEGAWA Makoto
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| ページ範囲 |
11 - 34
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| NAID |
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| 都道府県 |
兵庫県
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| 時代 |
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| 文化財種別 |
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| 史跡・遺跡種別 |
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| 遺物(材質分類) |
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| 学問種別 |
その他
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| テーマ |
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| 他の電子リソース |
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| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=眞|last=長谷川|contribution=阪神・淡路大震災を振り返る-兵庫県の立場から―|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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| 抄録(内容要約) |
阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)の発生直後から、①埋蔵文化財の取扱い、②復旧・復興調査に伴う調査体制、③発掘調査経費の確保の3点を中心に、文化庁や関係地方公共団体などと協議・調整をおこなった。①については「弾力化」が図られ、②は全国の都府県・政令指定都市から「人的支援」を受けた。また③については、「国庫補助事業の拡大」措置がとられ、復旧・復興事業に係る埋蔵文化財調査がおおむね円滑に実施できることとなった。地震発生当初の平成7年1月17日から埋蔵文化財調査が始まる7年6月1日までを、前述の3点に関するシステム・制度の構築・整備の概要を中心に、兵庫県の立場から振り返った。 |
| タイトル |
地震災害と埋蔵文化財―阪神淡路大震災から30年、その実践と課題― |
| 英語タイトル |
To protect the sites and monuments from the earthquake disaster ~30 years since the Great Hanshin-Awaji Earthquake, our practice and issues |
| 著者 |
渡辺 伸行
, WATANABE Nobuyuki
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| ページ範囲 |
35 - 46
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| NAID |
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| 都道府県 |
兵庫県
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| 時代 |
平成
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| 文化財種別 |
史跡
考古資料
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| 史跡・遺跡種別 |
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| 遺物(材質分類) |
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| 学問種別 |
考古学
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| テーマ |
事業報告
制度・政治
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| 他の電子リソース |
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| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=伸行|last=渡辺|contribution=地震災害と埋蔵文化財―阪神淡路大震災から30年、その実践と課題―|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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| 抄録(内容要約) |
阪神・淡路大震災から30年が経過し、当時の震災復興事業から埋蔵文化財を保護する取組みを振り返り、その評価と課題について述べる。 |
| タイトル |
国指定天然記念物としての野島断層―保存と活用― |
| 英語タイトル |
The Nojima Fault as a nationally designated natural monument.-Preservation and Utilization- |
| 著者 |
髙田 大地
, TAKATA Daichi
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| ページ範囲 |
47 - 52
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| NAID |
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| 都道府県 |
兵庫県
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| 時代 |
平成
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| 文化財種別 |
天然記念物
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| 史跡・遺跡種別 |
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| 遺物(材質分類) |
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| 学問種別 |
地質学
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| テーマ |
保存修復
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| 他の電子リソース |
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| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=大地|last=髙田|contribution=国指定天然記念物としての野島断層―保存と活用―|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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| 抄録(内容要約) |
本市において歴史的な出来事の一つである兵庫県南部地震。その記憶継承のため保存を進めた「野島断層」は、震災遺構としての価値を広く伝え、将来の保存活用に繋げることが求められる。地域住民の理解と協力があり、今日に至る震災の記憶は、兵庫県南部地震から30年が経過し、近い将来に発生が懸念される巨大地震に備えるため、防災意識の重要性が再認識されている。過去の経験から学び、意識し日頃から地震に備えることが重要である。 |
| タイトル |
兵庫県立高校における防災教育の取組 |
| 英語タイトル |
Approaches to Disaster Education in Hyogo Prefectural High Schools |
| 著者 |
三原 慎吾
, MIHARA Shingo
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| ページ範囲 |
53 - 56
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| NAID |
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| 都道府県 |
兵庫県
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| 時代 |
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| 文化財種別 |
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| 史跡・遺跡種別 |
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| 遺物(材質分類) |
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| 学問種別 |
その他
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| テーマ |
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| 他の電子リソース |
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| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=慎吾|last=三原|contribution=兵庫県立高校における防災教育の取組|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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| 抄録(内容要約) |
阪神淡路大震災、東日本大震災をはじめ国内外での大災害を契機に、学校における防災教育は必須であり様々な方法で実践されているところである。本論では、高等学校における防災教育について、国、地方自治体、各高校とスケールを返事ながら取り組みの現状を概観する。防災教育は、学校のすべての教育リソースを使わなければ効果は望めないため論点を絞ることは容易ではない。今回は実践事例を手がかりにして防災教育の課題を明らかにして、今後の展開に資することを期待する。 |
| タイトル |
発掘調査成果から取り組む防災・減災 ―歴史災害痕跡データベースと全国遺跡出⼟地震痕跡データセットの公開ー |
| 英語タイトル |
Disaster prevention and mitigation based on the results of excavation surveys |
| 著者 |
村田 泰輔
, MURATA Taisuke
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| ページ範囲 |
57 - 70
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| NAID |
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| 都道府県 |
その他
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| 時代 |
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| 文化財種別 |
歴史資料
考古資料
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| 史跡・遺跡種別 |
集落
洞穴
貝塚
宮都
官衙
城館
交通
窯
田畑
製塩
製鉄
その他の生産遺跡
墓
古墳
横穴
祭祀
経塚
社寺
散布地
水中
災害痕跡
その他
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| 遺物(材質分類) |
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| 学問種別 |
考古学
地質学
情報学
その他
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| テーマ |
資料集成
活用手法
事業報告
調査技術
その他
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| 他の電子リソース |
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| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=泰輔|last=村田|contribution=発掘調査成果から取り組む防災・減災 ―歴史災害痕跡データベースと全国遺跡出⼟地震痕跡データセットの公開ー|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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| 抄録(内容要約) |
奈良文化財研究所が構築・公開した「歴史災害痕跡データベース」と「全国遺跡出土地震痕跡データセット」について報告する。両者は発掘調査で検出された過去の地震・火山噴火・水害等の災害痕跡情報を集成し、防災・減災に資する情報基盤の構築を目的とする。前者は調査地点単位で災害痕跡の有無・種別と地質情報、文献情報を統合し、災害痕跡分布を高精度に可視化するもので、長岡宮跡周辺では地震痕跡分布に粗密が確認された。後者は全国の報告書から地震関連語を抽出した痕跡分布データをCSV形式で公開し、GIS等で活用できる。両者は今後、火山噴火や水害にも対象を広げ、防災・減災に資する基盤情報の拡充を目指す。 |
| タイトル |
遺構・遺物から防災行動を考える-遠賀川系土器の一側面- |
| 英語タイトル |
Thinking about the Past Behavior for the Disaster Prevention from Archaeological Features and Artifacts ; One aspect of Ongagawa-type Pottery |
| 著者 |
斎野 裕彦
, SAINO Hirohiko
|
| ページ範囲 |
71 - 90
|
| NAID |
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| 都道府県 |
北海道
青森県
岩手県
宮城県
福島県
新潟県
石川県
鳥取県
島根県
山口県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
鹿児島県
沖縄県
アジア州(日本除く)
|
| 時代 |
縄文
弥生
続縄文
沖縄貝塚
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| 文化財種別 |
考古資料
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| 史跡・遺跡種別 |
集落
貝塚
交通
墓
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| 遺物(材質分類) |
石器
石製品
骨・歯・角製品
土器
土製品(瓦含む)
木製品
漆器
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| 学問種別 |
考古学
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| テーマ |
文化系統
年代特定
流通・経済史
|
| 他の電子リソース |
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| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=裕彦|last=斎野|contribution=遺構・遺物から防災行動を考える-遠賀川系土器の一側面-|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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| 抄録(内容要約) |
弥生前期に広く列島に分布した遠賀川系土器には、水田稲作の広がりと関わる面と、文様が共通する有文の土器であることが、無文の粘土帯土器を有する人々との自他の識別を明確にして、争いを避ける事前防災として機能した側面もあった。 |
| タイトル |
福島県浪江町請戸における津波および洪水履歴の検討 |
| 英語タイトル |
Examination of paleo-tsunami and flood history at Ukedo in Namie Town, Fukushima Prefecture |
| 著者 |
菅原 大助
, SUGAWARA Daisuke
佐藤 由人
, SATO Yuito
石澤 尭史
, ISHIZAWA Takashi
卜部 厚志
, URABE Atsushi
加藤 学
, KATO Manabu
川田 強
, KAWATA Tsuyoshi
吉岡 恭平
, YOSHIOKA Kyohei
|
| ページ範囲 |
91 - 92
|
| NAID |
|
| 都道府県 |
福島県
|
| 時代 |
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
|
| 文化財種別 |
|
| 史跡・遺跡種別 |
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| 遺物(材質分類) |
自然物
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| 学問種別 |
考古学
地質学
|
| テーマ |
年代特定
その他
|
| 他の電子リソース |
|
| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=大助|last=菅原|first2=由人|last2=佐藤|first3=尭史|last3=石澤|first4=厚志|last4=卜部|first5=学|last5=加藤|first6=強|last6=川田|first7=恭平|last7=吉岡|contribution=福島県浪江町請戸における津波および洪水履歴の検討|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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|
| 抄録(内容要約) |
福島県浪江町の請戸地区で調査を実施し、過去約6300年間の地層中から津波堆積物と考えられる10層のイベント性砂層および洪水堆積物と考えられる複数のイベント性シルト層を検出した。年代測定の結果、津波の再来間隔は200~1200年程度にばらつくことが分かった。 |
| タイトル |
八重山諸島の津波痕跡を探る |
| 英語タイトル |
Exploring Tsunami Traces in the Yaeyama Islands |
| 著者 |
島袋 綾野
, SHIMABUKURO Ayano
|
| ページ範囲 |
93 - 100
|
| NAID |
|
| 都道府県 |
沖縄県
|
| 時代 |
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| 文化財種別 |
史跡
天然記念物
その他
|
| 史跡・遺跡種別 |
洞穴
墓
その他
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| 遺物(材質分類) |
|
| 学問種別 |
考古学
文献史学
|
| テーマ |
その他
|
| 他の電子リソース |
|
| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=綾野|last=島袋|contribution=八重山諸島の津波痕跡を探る|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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|
| 抄録(内容要約) |
八重山諸島では、古文書の記録や伝承等で、1771年にこの地を襲った明和大津波の記憶が伝わっていた。近年、学際的な研究等で、明和大津波以外の津波についても痕跡を見つけている。これらの研究について発表する。 |
| タイトル |
関東大震災と第二次世界大戦の考古資料を活用した高校生を対象としたアウトリーチ活動について |
| 英語タイトル |
Outreach activities for high school students using archaeological materials from the Great Kanto Earthquake of 1923 and World War II |
| 著者 |
福田 莉紗
, FUKUDA Risa
横山 未来
, YOKOYAMA Miku
|
| ページ範囲 |
101 - 108
|
| NAID |
|
| 都道府県 |
東京都
神奈川県
|
| 時代 |
大正
昭和
|
| 文化財種別 |
考古資料
|
| 史跡・遺跡種別 |
その他
|
| 遺物(材質分類) |
|
| 学問種別 |
考古学
|
| テーマ |
活用手法
|
| 他の電子リソース |
|
| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=莉紗|last=福田|first2=未来|last2=横山|contribution=関東大震災と第二次世界大戦の考古資料を活用した高校生を対象としたアウトリーチ活動について|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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|
| 抄録(内容要約) |
2024年8月に「防災・減災を学ぶ高校生のための考古学講座」、2025年3月に「平和と先端技術を学ぶ高校生のための考古学講座」を全国から集まった高校生に対してアウトリーチ活動として実施した。本稿は、以上の2件の実施報告と受講生によるアンケート調査の結果などを元に災害に関する考古学のアウトリーチ活動の在り方について研究したものである。 |
| タイトル |
エクアドルにおける計画停電についての子どもたちへの影響―首都キトとシエラ地域の学生アンケートをもとに― |
| 英語タイトル |
Impact of planned power outages on children in Ecuador. -Based on a survey of students in the capital Quito and the Sierra region- |
| 著者 |
佐藤 剛
, SATO Tsuyoshi
|
| ページ範囲 |
109 - 120
|
| NAID |
|
| 都道府県 |
南アメリカ州
|
| 時代 |
|
| 文化財種別 |
|
| 史跡・遺跡種別 |
|
| 遺物(材質分類) |
|
| 学問種別 |
その他
|
| テーマ |
|
| 他の電子リソース |
|
| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=剛|last=佐藤|contribution=エクアドルにおける計画停電についての子どもたちへの影響―首都キトとシエラ地域の学生アンケートをもとに―|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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|
| 抄録(内容要約) |
エクアドル共和国が、水力発電ダムの水不足により、昨年9月から12月に全国で実施した計画停電について、考古学者としての経験から大災害とその後の復興の状況を示すものと捉えた。そのため、子供達への影響をアンケート調査により実施した。その結果を日本防災・災害考古学会と共有し、今後のエクアドルと日本の両国の防災に寄与したい。 |
| タイトル |
阪神淡路大震災から学び、活かした私のボランティア活動 |
| 英語タイトル |
My Volunteer Activities Inspired by the Lessons Learned from the Great Hanshin-Awaji Earthquake |
| 著者 |
柏木 巳喜子
, KASHIWAGI Mikiko
|
| ページ範囲 |
121 - 122
|
| NAID |
|
| 都道府県 |
その他
|
| 時代 |
|
| 文化財種別 |
|
| 史跡・遺跡種別 |
|
| 遺物(材質分類) |
|
| 学問種別 |
|
| テーマ |
その他
|
| 他の電子リソース |
|
| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=巳喜子|last=柏木|contribution=阪神淡路大震災から学び、活かした私のボランティア活動|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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|
| 抄録(内容要約) |
江戸時代の農政家・二宮尊徳の報徳思想を現代の防災文化に応用する可能性について考察する。尊徳の教えである「分度」「推譲」「勤労」「倹約」は、災害時の共助や持続可能な備え、地域との共生といった防災の根幹に通じるものである。尊徳ゆかりの地域における実践事例を紹介しながら、思想と防災の接点を明らかにする。また、筆者が開発中の子ども向け防災アプリを通じて、報徳の精神をやさしく伝える教育的アプローチを提案する。防災は技術だけでなく、人の心に根ざした文化であり、尊徳の思想はその基盤として再評価されるべきである。報徳の教えを防災にあわせると以下のようになる。 分度(身の丈に合った生活)は防災への教え無理のない備蓄。推譲(譲り合いの精神)は災害時の共助、避難所での思いやり。 勤労・倹約は日常からの備え、資源の有効活用、自然との共生、地形や土地の記憶を活かした防災教育となる。 |
| タイトル |
ペルー1970年アンカシュ地震とその復興―被災から56年目を迎えたチンボテ、ユンガイ、ワラス、チャビン・デ・ワンタル遺跡からの報告― |
| 英語タイトル |
1970 Ancash Earthquake and its Reconstruction in Peru -Report from Chimbote, Yungay, Huaraz, the Chavin de Huantar site: Entering the 56th Year since the Disaster- |
| 著者 |
相原 淳一
, AIHARA Junichi
|
| ページ範囲 |
123 - 192
|
| NAID |
|
| 都道府県 |
南アメリカ州
|
| 時代 |
近代(細分不明)
|
| 文化財種別 |
その他
|
| 史跡・遺跡種別 |
その他
|
| 遺物(材質分類) |
|
| 学問種別 |
考古学
文化財科学
博物館学
地質学
その他
|
| テーマ |
活用手法
その他
|
| 他の電子リソース |
|
| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=淳一|last=相原|contribution=ペルー1970年アンカシュ地震とその復興―被災から56年目を迎えたチンボテ、ユンガイ、ワラス、チャビン・デ・ワンタル遺跡からの報告―|title=第4回_日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集|date=2025-09-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143797|doi=10.24484/sitereports.143797}}
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| 抄録(内容要約) |
死者数が約32万人とされる2010年1月12日のハイチ地震以前では、1970年5月31日に発災したペルーのアンカシュ地震が南北アメリカでは最大で死者・行方不明者を合わせて約12万人を出していた。本稿はこの1970年アンカシュ地震について災害・防災考古学の視点から調査した成果である。 主な被災地のチンボテ、ユンガイ、ワラスの文献調査をはじめ、現地調査を行った。あわせて、アンカシュ考古学博物館「アウグスト・ソリアノ・インファンテ」と関係が深いチャビン・デ・ワンタル遺跡に関する調査も行った。それぞれ、地理的環境と歴史的・社会的環境、被災履歴、復興、遺跡と博物館、今日の様相について整理し、今後の展望について考察した。 震源地に近いチンボテで死亡者が少なく、震源地から離れ、震度もチンボテよりも小さかったユンガイやワラスでどうして人口のほとんどすべて、あるいは半分ほども失うような大災害が起きたのか、理解することができなかった。決して超巨大津波に襲われたわけでもなかった。ユンガイはペルー最高峰のワスカランの山体崩壊による土石流災害であること、ワラスでは直前の1941年に起きた氷河湖決壊によって形成された軟弱な洪水堆積層上に町が再び再建され、そのため突出して死亡者・行方不明者が多くなったということがわかった。文献や伝承をたどれば、どちらもこれまでこうした自然災害を繰り返して来た地であり、その危険性は自然科学者からも警告が発せられていた。 こうした自然科学の調査においても、遺跡の発掘調査や考古学にしばしば言及され、ユンガイの報告においては沖積層の地下に埋もれる古代ユンガ王国の被災遺構が存在する可能性についても触れられ、その調査の必要性と文化財の保護についても提言がなされていた。今後、こうした土石流や洪水、氾濫原の沖積層の下部に考古学的な調査が及べば、文献や伝承によってしか知り得なかった被災の実態を詳細に明らかにしていくことが可能でなろう。 |
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