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鉄道給水源跡記録保存調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/140806
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.140806
引用表記 松本市教育委員会 2024 『鉄道給水源跡記録保存調査報告書』松本市教育委員会
松本市教育委員会 2024 『鉄道給水源跡記録保存調査報告書』
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書名 鉄道給水源跡記録保存調査報告書
発行(管理)機関 松本市 - 長野県
書名かな てつどうきゅうすいげんあときろくほぞんちょうさほうこくしょ
副書名
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
松本市教育委員会
発行機関
松本市教育委員会
発行年月日 20241231
作成機関ID 20202
郵便番号 3908620
電話番号 0263343000
住所 長野県松本市丸の内3番7号
報告書種別
建造物-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されていない(発掘調査報告書総目録の掲載対象外)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
要約  現地に残されていた鉄道給水源跡の現況調査と解体調査により、明らかになった結果は下記のとおりである。
 外寸9.23m×9.14m、内寸7.60m×6.10m、深さ約2m、壁厚0.6~1.52m、レンガ造の井戸兼貯水槽である。レンガはイギリス積みで地上から概ね1.8m以下にレンガ小口大の集水孔が等間隔に設けられており、西壁面には松本駅へ送水する管とタラップが付く。集水孔はレンガ小口部の配列上に設けられることが多く、1~5 列と壁によりばらつきがある。外側は下方へ2、3 段、階段状に張り出す構造になっており、重力式擁壁のような形状とも言える。裏込め材の有無は不明だが、土は砂混じりで、現在も貯水槽の底付近を掘ると水が出る。外側は正方形に近い形であるが、内側は長方形で南北壁が長い。東西の壁厚が約0.8mであるのに南北は約1.5mであるのは、かつて上部にあったかまぼこ型の構造物を支える基礎と長辺方向の土圧対策のためであろうか。
 レンガ材は、全て同じ材で赤茶色の素焼きレンガである。寸法にばらつきはあるが、平均値(15 か所)は長さ222.9 ㎜×幅106.0 ㎜×厚さ57.6 ㎜、目地幅は6.9mm である。目地はモルタルだが、外側の目地は砂の割合が多く、もろい。
 道路工事により、鉄道給水源跡は大部分が取り壊されたが、壁の一部と底部が地中に残されている。今回の工事により、西壁面の一部を切り取り記念碑とともに歩道上へ移設した。

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