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下ノ原B遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/22696
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.22696
引用表記 鹿児島県立埋蔵文化財センター 2009 『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書137:下ノ原B遺跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター
鹿児島県立埋蔵文化財センター 2009 『下ノ原B遺跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書137
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書名 下ノ原B遺跡
発行(管理)機関 鹿児島県教育委員会 - 鹿児島県
書名かな しものはらBいせき
副書名 川内川激甚災害対策特別緊急事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 ; 1
巻次
シリーズ名 鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書
シリーズ番号 137
編著者名
編集機関
鹿児島県立埋蔵文化財センター
発行機関
鹿児島県立埋蔵文化財センター
発行年月日 20090331
作成機関ID
郵便番号 8994318
電話番号 0995485811
住所 鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森2番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 下ノ原B遺跡
遺跡名かな しものはらBいせき
本内順位
遺跡所在地 伊佐市大口下殿
所在地ふりがな いさしおおくちしもどの
市町村コード 46224
遺跡番号 224-9-117
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 320102
東経(世界測地系)度分秒 1303535
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 32.017222 130.593055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070801-20080627
調査面積(㎡)
7000
調査原因 川内川激甚災 害対策特別緊急事業
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
主な遺構
土坑
焼土域
石器製作跡
竪穴住居跡
掘立柱建物跡
主な遺物
貝殻条土器
縄文土器
磨敲石
石皿
曽畑式
深浦式土器
西平式
辛川式土器
入佐式
黒川 式土器
石鏃
石匙
スクレイバー
石錐
打製石斧
磨製石斧
横刃形石器
石錘
母岩
石核
剥片
石製垂飾品
須久式土器
磨製穿孔具
磨製石鏃
東原式土器
堂原式土器
古式須恵器
砥石
ガラス製小玉
石製小玉
土師器(甕
埦 )
須恵器
砥石
黒色固形物
特記事項 竪穴住居跡から多 くの土器が出土した。黒色固形物は,天然 アスファルトと炭 酸カルシウムの混合物である。
要約  下ノ原B遺跡では,縄文時代早期から古代までの遺構・遺物が発見されている。
 第1地点では,この地域で多く出土する西平式・辛川式土器が在地の市来式土器とともに出土している。また,弥生時代の石庖丁と関連があると考えられている石製の磨製穿孔具が出土し,注目される。

 第2地点からは,古墳時代の竪穴住居跡が8軒検出された。この地域でまとまった古墳時代の竪穴住居跡が検出されたのは初めてである。竪穴住居跡等からは多数の東原式土器・辻堂原式土器が出土しており,この地域の成川式土器の特徴がうかがえる資料となる。また,竪穴住居跡から出土したガラス製小玉3点・石製小玉2点も注目される。古代では,掘立柱建物跡1棟が検出された。また,外面のタタキに特徴のある須恵器片や黒色の粒度の揃った練物で形成された固形物が出土している。これらは,これまで県内での出土例がないと考えられ,今後類例の増加による研究が待たれる。

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