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台東区 元浅草遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/140416
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.140416
引用表記 公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター 2024 『東京都埋蔵文化財センター調査報告386:台東区 元浅草遺跡』公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター
公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター 2024 『台東区 元浅草遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告386
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書名 台東区 元浅草遺跡
発行(管理)機関 (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
書名かな たいとうく もとあさくさいせき
副書名 都立白鷗高等学校附属中学校仮設校舎建設に伴う埋蔵文化財調査
巻次
シリーズ名 東京都埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 386
編著者名
編集機関
公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター
発行年月日 20240731
作成機関ID 13224
郵便番号 2060033
電話番号 0423748044
住所 東京都多摩市落合一丁目14番2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 元浅草遺跡
遺跡名かな もとあさくさいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都台東区元浅草一丁目6番22
所在地ふりがな とうきょうとたいとうくもとあさくさ1ちょうめ6ばん22
市町村コード 13106
遺跡番号 11
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354228.206
東経(世界測地系)度分秒 1394658.027
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.707835 139.782785
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220808-20230623
調査面積(㎡)
1800
調査原因 都立白鷗高等学校附属中学校仮設校舎の建設
遺跡概要
種別
城館
社寺
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
煉瓦製建物基礎3
円礫充填建物基礎1
瓦充填建物基礎1
板基 礎列1
コンクリート製三和土1
コンクリート縁石列1
鉄管列1
土管列10
木樋列6
竹樋3
コンクリート製枡1
煉瓦製枡12
木製枡 6
石積遺構2
土留板列13
中の島1
井戸5
井戸囲 い枠1
埋設桶4
木枠土坑5
土坑16
木枠2
瓦集中部1
遺物集中部1
主な遺物
陶器
磁器
土器
木製品
金属製品
石製品
ガラス製品
植物質製品
骨角貝製品
煉瓦
ミニチュア
人形
玩具
動物遺体( 貝類、魚類、鳥類、爬虫類、本虫類)
植物遺体
特記事項 東京府立第一高等女学校の建物基礎3基と、渡り廊下部分を検出。
近世から近代まで利用されていたと考えられる池遺構とその導水施設、埋立ての土留板列を検出。
東西に延びる近世前半の石積遺構を検出。調査範囲外まで続く。
要約  元浅草遺跡は、武蔵野台地東端部と隅田川西岸の中間にある低地に位置している。今回の調査は、都立白鷗高等学校附属中学校の仮設校舎建設に伴って行われたもので、調査地点は都立白鷗高等学校の校庭にあたる。
 近代では、東京府立第一高等女学校の講堂と教室棟にあたる煉瓦製建物基礎と、それらを繋ぐ渡り廊下と考えられるコンクリート製三和土を検出した。また、府立第一高等女学校並びに白鷗高等学校の昭和期の校舎に沿う土管列やそれらが接続する煉瓦製枡を多数検出した。
 近世では、江戸時代から明治時代にかけて利用されたと考えられる池遺構や、調査範囲を東西に貫く石積遺構を検出した。池遺構は、周囲に間知石の石積による護岸を持ち、池の中央に中の島を設けていた。また、池の北西で、木樋、竹樋と木製枡を組み合わせた施設を検出した。木樋は石積の護岸を貫いて池内部へと突き出ており、池への導水施設と考えられる。さらに、池遺構には埋立てに伴う土留板列が設置されており、段階的に埋立てを行っていたことを確認した。
 調査範囲を東西に貫く石積遺構は、間知石を積み上げた遺構である。最下部に胴木を設置し、その上に主として3段の石積を行っていた。石積の前面には土留板が設置され、土留板は木杭と丸太様の木材からなるアンカー状木製品によって支えられていた。この石積遺構は寛永江戸全図に見られる地境に相当すると考えられる。

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