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帯広市空港南A 遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139019
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.139019
引用表記 公益財団法人北海道埋蔵文化財センター 2024 『公益財団法人北海道埋蔵文化財センター調査報告書第376 集:帯広市空港南A 遺跡』公益財団法人北海道埋蔵文化財センター
公益財団法人北海道埋蔵文化財センター 2024 『帯広市空港南A 遺跡』公益財団法人北海道埋蔵文化財センター調査報告書第376 集
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書名 帯広市空港南A 遺跡
発行(管理)機関 (公財)北海道埋蔵文化財センター - 北海道
書名かな おびひろしくうこうみなみAいせき
副書名 滑走路端安全区域整備事業用地内埋蔵文化財発掘調査
巻次
シリーズ名 公益財団法人北海道埋蔵文化財センター調査報告書
シリーズ番号 第376 集
編著者名
編集機関
公益財団法人北海道埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人北海道埋蔵文化財センター
発行年月日 20240327
作成機関ID
郵便番号 0690832
電話番号 0113863231
住所 北海道江別市西野幌685 番地1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 空港南A 遺跡
遺跡名かな くうこうみなみAいせき
本内順位
遺跡所在地 帯広市泉町西 7 線中 10-6外012
所在地ふりがな おびひろしいずみまちにし7せんなか 10-6ほか012
市町村コード 01207
遺跡番号 L-01-27
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 424317
東経(世界測地系)度分秒 1431321
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 42.721388 143.2225
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220705-20221027
調査面積(㎡)
1380
調査原因 空港整備事業に伴う事前調査
遺跡概要
種別
時代
主な遺構
主な遺物
特記事項
要約  遺跡は、帯広駅から南22km ほどに位置し、帯広空港の南側に隣接する。恵庭a テフラ(Ena)を母材とするEn-a 古砂丘堆積物の上位から有舌尖頭器石器群、下位かつ支笏第1 テフラ(Spfa-1) を母材とするSpfa-1 古砂丘堆積物の上位から不定形剥片石器群が検出された。
 有舌尖頭器石器群に伴う炭化物集中(CC-1) は14C 年代値で17,820 ± 50 ~ 18,030 ±60yrBP、暦年代値で21,409 ~ 22,131cal BP(2σ) に位置づけられ、LGM Cold-2 に相当する。有舌尖頭器は基部側縁が擦り潰される「立川型」で、多数の基部破片が出土し、折れ面には「基部抜取剥離痕」が残るものがある。彫器・彫器削片は非黒曜石製がほとんどで、皮革加工・骨角加工に使用され、前者から後者への形態変化が確認された。遺跡で行われた石器の剥離作業は、搬入された両面調整体の加工が主体で、サイズの異なる両面調整体をそれぞれ一段階進行させ、搬出される。黒曜石は十勝三股・置戸所山産が主体で、白滝産が少量含まれる。炉の周辺では、石器加工、皮革・骨角加工、粉砕による顔料精製が行われる。
 不定形剥片石器群は14C 年代値で25,680 ± 90 ~ 25,740 ± 90yrBP、暦年代値で29,871 ~30,162cal BP(2σ) に位置づけられ、道内で最古クラスである。遺物は少なく、十勝美蔓産転礫素材の剥片が特徴的で、泥岩製の剥片剥離も行われる。
 両石器群とも石材産地から離れた消費地遺跡としての性格が強く表れている。

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