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[ 講演会 ] 2021-02-09 オンライン

研究集会 水中遺跡保護行政の実態Ⅲ

【趣 旨】
 日本列島は海に囲まれており、今日のような移動手段が発達する以前は、内水面を含めた水上交通が交通・交易の重要な位置を占めていた。それらに関わる水際や水中の遺跡から、水上交通をめぐる地域史や地域間交流の歴史の具体的で豊かな実像を描くことが可能となる。これらの調査研究の実例を参加者と共有することで、参加者が水中遺跡を身近に感じ、その保護の意識を一層高めるとともに、「水中てびき」作成への理解を深めることを狙いとする。

【報告内容】
・陸上の遺跡からみえる海を介した他地域との交流と地域史の具体像について
・陸地から水際、水中に存在する「水際の遺跡」の調査事例とその成果について
・陸上の遺跡の価値付けに係る発掘調査を実施していない水際・水中の遺跡の役割について
・水中遺跡保護の重要性、「水中てびき」の必要性について
・そのほか必要な事項について

【後 援】
千葉県教育委員会、北海道森町教育委員会、和歌山市

【日 時】
令和3(2021)年2月9日(火)10:30~16:50(オンライン配信)

【参加者】
地方公共団体等の専門職員ほか

【基調講演】
・白井久美子(千葉県立房総のむら)海を介した他地域の交流からみた房総半島の歴史

【報告者(仮題)】
・文化庁埋蔵文化財部門 水中遺跡保護の重要性。『水中てびき』作成の現状など
・高橋毅(北海道森町教育委員会)森桟橋の調査と地域史における位置付け
・前田敬彦(和歌山県和歌山市文化振興課)友ヶ島周辺の水際・水中遺跡と紀ノ川下流域の歴史
・国富株式会社 潜水調査における役割分担と費用
(紙上報告)
・山形県文化振興・文化財課 最上川を通じた地域の歴史・文化
(ポスター報告)
・各種探査・調査の成果事例 ROV実験:ウインディーネットワーク
              潜水調査:国富株式会社
・そのほか(調整中)

【スケジュール(案)】
10:30~10:40 開会挨拶 文化庁   
10:40~11:10 事業説明 文化庁   
11:10~11:20 趣旨説明 奈良文化財研究所
11:20~12:00 【報告1】北海道森町教育委員会 高橋毅
12:00~13:30 ≪昼休憩≫  
13:30~14:40 【基調講演】千葉県立房総のむら 白井久美子
14:40~15:20 【報告2】和歌山県和歌山市文化振興課 前田敬彦
15:20~15:40 ≪休憩≫  
15:40~16:20 【報告3】国富株式会社  
16:20~16:35 質疑応答  
16:35~16:50 講評  

【そのほか】
・新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、オンライン配信(オンラインセミナーシステム(Webex)を使用予定)により実施。接続方法等は別途、メール等で参加者に連絡。
・発表資料は事前にデータで送信し(方法は検討中)、参加者各自でダウンロード等。後日、奈良文化財研究所の埋蔵文化財ニュースにて公開予定。
主催文化庁、国立文化財機構
連絡先
【お問い合わせ先】
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
埋蔵文化財センター遺跡・調査技術研究室
E-MAIL: u-water_nabunken☆nich.go.jp (☆を@に変更してください)
※参加受付は終了しております。
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