公有財産の視点から
仲林 篤史
地方自治体や公立博物館含における著作権の取扱い及び収蔵資料の特別利用許可に関して、地方自治法で定義する公有財産という視点からの検討を行った。著作権については、財産台帳への登録及び取扱要綱の制定の必要性について検討した。特別利用許可については、同許可を行政処分とする事例を紹介し、これに基づいて徴収する資料の特別利用料は公の施設の使用料に該当すると結論付けた。