天正期宇都宮氏の城・館についての一考察

杉浦 昭博 ( SUGIURA Akihiro )
本稿は、城館を通して中世大名の領国支配を探ることを目的としている。研究の対象については、記録・文書史料を補完する目的で現存遺構を採用することから、天正時代末期に設定し、当時県内において最も大きな勢力であった宇都宮氏の場合について考察することとした。その内容は以下の通りである。先ず、城と館とを定義し、城館に求められた機能を明確にする。次に同様の機能を持つ城郭を抽出し、特に多機能を有した大規模城郭について個々の事例を整理する。さらにこれらについて歴史地理学的な考察を加え、分布の特徴を抑える。最後にこれらの事例と僅かに残されている記録とを照合しつつ城郭経営から天正期の宇都宮氏領国支配の一面を考察するものである。
杉浦昭博 2001「天正期宇都宮氏の城・館についての一考察」 『研究紀要』 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/21216
NAID :
都道府県 : 栃木県
時代 安土桃山
文化財種別 史跡 考古資料
史跡・遺跡種別 城館 交通
遺物(材質分類)
学問種別 考古学 文献史学 その他
テーマ 年代特定 制度・政治 流通・経済史 軍事
他の電子リソース :
総覧登録日 : 2021-11-26
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この論文は下の刊行物の 309 - 326 ページ に掲載されています。

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