栃木県内における弥生時代の土坑について 山崎北遺跡の土坑郡の検討から
今平 昌子
( KONPEI Masako )
山崎北遺跡において確認された土坑群の検討をもとに、弥生時代の県内の土坑を集成・分類した結果、土坑は5つに分類できることが判明した。それらの土坑のうち、礫と粘土塊が確認された土坑は墓である可能性が考えられ、栃木県において弥生時代中期前半以降はほとんど不明であった中期後半の墓制の一端を明らかにする。