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弥生鉄器の諸問題

村上 恭通 ( MURAKAMI Yasuyuki )
二子塚遺跡における弥生時代後期の鉄製品は、素環頭短剣、小型短剣、鉄鏃といった武器、大小の袋状斧、鉇、刀子、棒状鉄器といった工具、鋤先、摘鎌、曲刃鎌といった農具からなる。利器は鉄器化し、すべて鍛造品で在地生産品と考えられ、中国東北地方や朝鮮半島製品は含まれていない。弥生時代中期までは舶載鉄器が散見されるが、後期になると舶載鉄器がなくなる点は熊本 県域の特徴である。鉄素材を入手し、鉄器を自給的に生産するシステムが確立していたのであろう。
NAID :
都道府県 : 熊本県
時代 弥生
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 集落
遺物(材質分類) 金属器
学問種別 考古学
他の電子リソース :
総覧登録日 : 2023-10-09
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation|first=恭通|last=村上|contribution=弥生鉄器の諸問題|title=二子塚|date=1992-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/15582|location=熊本市水前寺6丁目18番1号|ncid=BB10821864|doi=10.24484/sitereports.15582|series=熊本県文化財調査報告|volume=117}} 閉じる
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この論文は下の刊行物の 467 - 470 ページ に掲載されています。

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