幅・津留遺跡出土鉄製品の検討
鄭 宗鎬
( Jeong Jong-ho )
村上 恭通
( MURAKAMI Yasuyuki )
幅・津留遺跡では、刀子、穿孔具を含む尖端工具が多く、小型鉄器が多いことは、この遺跡で行われた玉生産にあることは間違いない。道幅・津留遺跡の発掘調査と既往調査の成果を対比した結果、阿蘇カルデラ内でも南郷谷地域と阿蘇谷地域の弥生時代の鉄器に共通点と相違点を見いだすことができた。また、鍛冶遺構出土品の特徴に差異が認められることから、阿蘇カルデラ内と阿蘇カルデラ外では鍛冶活動への専業性が異なる可能性を示した。
この論文は下の刊行物の 317 - 354 ページ に掲載されています。
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