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八世紀(Ⅱ期~Ⅲ期)の鞠智城と肥後地域 ―新羅山城との比較検討から―

近藤 浩一
本稿は、Ⅱ期~Ⅲ期の鞠智城を扱う。また、同時期に大宰府のもとで増改築された大野城・基肄城を含めた古代山城の倉庫群、とりわけ長倉にスポットを当て、比較的近い時期の新羅山城に存在した倉庫跡との関連性を検討した。
八世紀以降の大野城・基肄城・鞠智城に大宰府の主導で長倉(法倉)を中心とする礎石式倉庫群が形成された意義を、羅唐戦争前後の集権体制確立をめざした文武王代の新羅山城に建設された長倉・礎石式倉庫群の役割・機能と比較検討することで、一層具体的にできたと考える。九州の三城への倉庫群建設は、八世紀の東アジア交通の展開を見据えた大宰府の強化を目的にしたもので、新羅などの最先端の諸技術が投入されて一層発展した古代山城の姿をあらわしているといえる。
NAID :
都道府県 : 熊本県
時代 奈良
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別 考古学 文献史学
テーマ
他の電子リソース :
総覧登録日 : 2023-04-29
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wikipedia 出典テンプレート : {{Citation|first=浩一|last=近藤|contribution=八世紀(Ⅱ期~Ⅲ期)の鞠智城と肥後地域 ―新羅山城との比較検討から―|title=鞠智城と古代社会|date=2017-03-11|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/122298|location=熊本市中央区水前寺6丁目18番1号|ncid=BB12101709|doi=10.24484/sitereports.122298|series=鞠智城跡「特別研究」論文集|volume=5}} 閉じる
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