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松坂城下町遺跡 (第1-9次) 発掘査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/91436
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.91436
引用表記 三重県埋蔵文化財センター 2021 『三重県埋蔵文化財調査報告400:松坂城下町遺跡 (第1-9次) 発掘査報告 』三重県埋蔵文化財センター
三重県埋蔵文化財センター 2021 『松坂城下町遺跡 (第1-9次) 発掘査報告 』三重県埋蔵文化財調査報告400
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書名 松坂城下町遺跡 (第1-9次) 発掘査報告
発行(管理)機関 三重県埋蔵文化財センター - 三重県
有償頒布・配布ページ https://dps-ec.com/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな まつさかじょうかまちいせき(だい1~9じ)はっくつちょうさほうこく
副書名 松阪市本町
巻次
シリーズ名 三重県埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 400
編著者名
編集機関
三重県埋蔵文化財センター
発行機関
三重県埋蔵文化財センター
発行年月日 20210300
作成機関ID 24000
郵便番号 5150325
電話番号 0596521732
住所 三重県多気郡明和町竹川503
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 松坂城下町遺跡
遺跡名かな まつさかじょうかまちいせき
本内順位
遺跡所在地 三重県松阪市本町
所在地ふりがな みえけんまつさかしほんまち
市町村コード 24204
遺跡番号 a769
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343447
東経(世界測地系)度分秒 1363154
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.579722 136.531666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20080414-20200325
調査面積(㎡)
2270
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
その他
時代
平安
鎌倉
南北朝
室町
戦国
安土桃山
江戸
主な遺構
土坑
ピット
井戸
湿地状堆積
主な遺物
土器
陶磁器
木製品
金属製品
動植物遺体
特記事項
要約 松坂城下町は、天正16年(1588)、蒲生氏郷が松坂城築城に際し松ヶ島城下から移転整備した城下町である。城下には伊勢街道が引き込まれ、江戸店持ちの伊勢商人が集住し商都として栄えた。
調査地は、大手道に沿った城下町東外縁部で、旧町名では本町・大手・紺屋・工屋・袋・湯屋・博労・外博労町にあたる。道路建設や電線共同溝工事等に合わせて工事立会・発掘調査を実施し、城下を囲む総構えの堀(総堀)、江戸時代の整地層や井戸・便槽等の町屋関連遺構を確認した。また、湿地状堆積から、動植物遺体や木製品など多くの遺物が得られた。総堀と湿地状堆積は18世紀前半までに埋没し、以後、町屋や街路・下水路に変わったとみられる。
出土土器・陶磁器は、南伊勢系土師器、瀬戸・美濃や常滑産陶器、肥前陶磁器を中心とし、侍屋敷(殿町)と類似した陶磁器組成がみられる。茶道具や香炉の優品も一定みられた。木製品は白木の箸や曲物片などである。動物遺体は貝類が多く、その構成は名古屋城三の丸跡や三都の武家屋敷に類似しており、食用価値の高いものを選択的に利用したと考えられる。
動植物遺体の同定や古土壌・湿地状堆積の土壌分析により、城下町形成前・形成後の古環境に関する資料
を得た。
なお、下層には平安末~鎌倉時代の遺構がみられ、阪内川周辺の自然堤防から松坂城三の丸周辺の段丘上
に当該期の集落が存在するとみられる。

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