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国指定特別史跡及び特別名勝小石川後楽園大泉水護岸修復工事に伴う第一次確認調査

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/62514
引用表記 文京区教育委員会 2016 『B-111:国指定特別史跡及び特別名勝小石川後楽園大泉水護岸修復工事に伴う第一次確認調査』東京都東部公園緑地事務所他
文京区教育委員会 2016 『国指定特別史跡及び特別名勝小石川後楽園大泉水護岸修復工事に伴う第一次確認調査』B-111
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ファイル
書名 国指定特別史跡及び特別名勝小石川後楽園大泉水護岸修復工事に伴う第一次確認調査
発行(管理)機関 文京区 - 東京都
書名かな くにしていとくべつしせきおよびとくべつめいしょうこいしかわこうらくえんだいせんすいごがんしゅうふくこうじにともなうだいいちじかくにんちょうさ
副書名 文京区春日町(小石川後楽園)遺跡第12地点確認調査報告書
巻次
シリーズ名
シリーズ番号 B-111
編著者名
編集機関
文京区教育委員会
発行機関
東京都東部公園緑地事務所
文京区教育委員会
発行年月日 20160630
作成機関ID 13105
郵便番号 112-8555
電話番号 03-5803-1305
住所 東京都文京区春日1-16-21
報告書種別
史跡-修理・整備
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 春日町(小石川後楽園)遺跡
遺跡名かな かすがちょういせき
本内順位 12
遺跡所在地 東京都文京区後楽一丁目地内
所在地ふりがな とうきょうとぶんきょうくこうらく1ちょうめちない
市町村コード 13105
遺跡番号 48
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354217
東経(世界測地系)度分秒 1394457
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.704722 139.749166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20100929-20101117
調査面積(㎡)
46
調査原因 大泉水護岸修復工事に先立つ確認調査
遺跡概要
種別
城館
時代
江戸
明治
大正
昭和
平成
主な遺構
石積1
土留3
竹しがらみ3
杭列3
杭穴列2
橋跡1
木槌2
柱穴3
杭穴2
竹籠1
不明構築物2
主な遺物
磁器
陶器
炻器
土器
瓦類
金属製品
銭貨
木製品
ガラス製品
石製品等
特記事項 種別:庭園(大名庭園)
主な時代:江戸から現代(17から21世紀)

・石積以前の板土留、乱杭、竹しがらみによる護岸遺構の検出。
・池底下の堆積層より構築材と木樋を検出。
・長橋跡の確認と記録。
・棕櫚山下の池側排水施設の記録。

遺跡名かな:かすがちょう(こいしかわこうらくえん)いせき
要約  国指定特別史跡及び特別名勝小石川後楽園(以下「小石川後楽園」という)は、小石川台の南斜面下に立地する、寛永6(1629)年にこの地を拝領した水戸藩初代藩主徳川頼房に(H22-T1〜T3)を設定して実施した。
 その結果、調査対象となった大泉水南側において、竹しがらみ、乱杭、板土留による護岸遺構や洲浜状遺構が確認された。これらの遺構は、検出された層位などから現況の石積以前に構築されたもので、大泉水の護岸がこれまでに複数回にわたり修復されたことが判明した。また、大泉水南東側のH22-T3においては、板土留護岸より下層に、池底から陸側の山地形の緩斜面に続く礫層が確認された。なお、護岸の修築過程を時系列に追うための基盤層として期待した池底下の灰色シルト層は、H22-T1の池底下より構築物が検出されたことから、自然堆積層ではない可能性が高まった。
 その他に、H22-T2とその北側より、文献史料に見られる「長橋」に関連しり遺構が確認された。また、H22-T3の池底下より大型の木樋が出土した。そして、H22-T2〜T3間の棕櫚山下池側より、大型の木樋と板土留からなる排水施設が検出された。

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