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樽沢村元(3)遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/130984
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.130984
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 2023 『青森県埋蔵文化財調査報告書635:樽沢村元(3)遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 2023 『樽沢村元(3)遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書635
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書名 樽沢村元(3)遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな たるさわむらもと(3)いせき
副書名 常海橋銀線道路改築事業に伴う遺跡発掘調査報告
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 635
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 20230315
作成機関ID
郵便番号 0380042
電話番号 0177885701
住所 青森県青森市大字新城字天田内152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 総括
英語タイトル
著者
笹森 一朗 , Sasamori Ichiro
ページ範囲 39 - 45
NAID
都道府県 青森県
時代 縄文 平安 中世(細分不明) 近世(細分不明)
文化財種別 考古資料
遺跡種別 集落
遺物(材質分類) 土器
学問種別 考古学
テーマ 文化系統
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 樽沢村元(3)遺跡
遺跡名かな たるさわむらもと(3)いせき
本内順位
遺跡所在地 青森県青森市浪岡大字樽沢字村元ほか
所在地ふりがな あおもりけんあおもりしなみおかおおあざたるさわあざむらもと
市町村コード 02201
遺跡番号 201445
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 404316
東経(世界測地系)度分秒 1403347
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.721111 140.563055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210511-20210716
調査面積(㎡)
1700
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
平安
江戸
主な遺構
竪穴建物跡
溝跡
土坑
掘立柱建物跡
柱穴・ピット
主な遺物
縄文土器
石器
土師器
須恵器
鉄滓
陶磁器
特記事項 縄文時代早~前・後期
平安時代建物跡には掘立柱建物と外周溝が付随する。溝跡1条には白頭山-苫小牧テフラが堆積する。
要約  樽沢村元(3)遺跡は、西方に津軽平野と岩木山を望む段丘上に立地する縄文時代と平安時代の複合遺跡である。
 縄文時代の遺構は検出せず、遺物も土器片や石器が散漫に出土したにすぎなかった。今回の調査区では人々の行動もそれほど活発ではなかったものと思われる。
 平安時代では掘立柱建物と外周溝が付随する竪穴建物跡を1棟検出した。本遺跡を含む浪岡地域でも特徴的な建物跡である。平安時代の溝跡3条のうちの1条には、白頭山-苫小牧テフラがレンズ状に堆積しており、同様の堆積状況は周辺遺跡の遺構でも見受けられる。また、溝跡2条の掘方底面には金属工具によると考えられる多数の掘削痕が明瞭に残っていた。周辺遺跡でも同様な掘削痕を有する遺構が見つかっており、人々の活発な行動・交流があったものと思われる。遺構の検出状況から本遺跡の平安時代の集落は少なくとも2時期の変遷があり、その主体は2条の溝跡を境にして、今回の調査区の西方及び南西方に展開していたものと思われる。出土遺物(椀形鍛冶滓)から、集落内では生業の一つとして鍛冶が行われていた可能性が考えられる。

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