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[ 展覧会 ] 2022-09-17 〜 2022-10-23 Saga Prefecture
小城市

小城市内遺跡発掘調査成果展おぎを掘る16「受け継がれた木製品」

土生遺跡は、弥生時代中期を中心として営まれた佐賀有数の農耕集落遺跡です。昭和46(1971)年8月に、石炭鉱害復旧工事が行われていた現場を通りかかった学生によって偶然発見されました。発掘調査の結果、建物跡や多数の木製品や土器、石器が発見され、昭和48(1973)年に日本国内における初期農耕文化の様子を知るうえで重要な遺跡として、国史跡に指定されました。その後の調査でも、朝鮮系無文土器や青銅器鋳型、木製の踏鋤など、朝鮮半島に由来する外来系遺物が多数出土しており、弥生時代の文化と大陸系の文化が交わる場として、今なお多くの研究者たちの注目を集めています。

来年(令和5年)は、土生遺跡が国の史跡に指定されて50年を迎えます。今回の展示会では、土生遺跡の調査担当でもあった故木下巧氏(※)が取り組んだ先進的な保存処理と、それによって現在まで受け継ぐことができた木製品を紹介します。

※木下巧氏は、小城町出身の佐賀県庁職員で文化財担当職を歴任されました。小城市においても小城市文化財保護審議会委員として当市の文化財保護について貴重なご意見をいただきました。また小城郷土史研究会会員として郷土史の研究においてご活躍されました。
主催小城市教育委員会
連絡先
小城市教育委員会 文化課/梧竹記念館/歴史資料館
〒845-0001 佐賀県小城市小城町158番地4(桜城館内)
電話番号:0952-73-8809
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