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釜谷10遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/36150
DOI 2D code
2D Code download
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.36150
For Citation 公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター 2018 『北海道埋蔵文化財センター調査報告書344:釜谷10遺跡』公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター
公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター 2018 『釜谷10遺跡』北海道埋蔵文化財センター調査報告書344
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File
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Title 釜谷10遺跡
Participation-organizations (公財)北海道埋蔵文化財センター - 北海道
Alternative かまや10いせき
Subtitle 高規格幹線道路函館江差自動車道建設工事用地内埋蔵文化財発掘調査報告書/木古内町
Volume
Series 北海道埋蔵文化財センター調査報告書
Series Number 344
Author
Editorial Organization
公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター
Publisher
公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター
Publish Date 20180329
Publisher ID
ZIP CODE 0690832
TEL 0113863231
Aaddress 北海道江別市西野幌685番地1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 釜谷10遺跡
Site Name Transcription かまや10いせき
Order in book
Address 上磯郡木古内町字釜谷 260-43
Address Transcription かみいそぐんきこないちょうあざかまや260-43
City Code 01334
Site Number B-05-5
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 414330
East Longitude (WGS) 1403148
Dd X Y 41.725 140.53
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20160512-20161028
Research Space
1430
Research Causes 高規格幹線道 路函館江差自 動車道建設に 伴う事前調査
OverView
Site Type
Main Age
縄文
Main Features
竪穴住居跡
土坑
焼土
Main Foundings
石鏃
石錐
つまみ付 きナイフ
スクレイパー
箆 状石器
石斧
たたき石
す り石
扁平打製石器
Remark
Abstract 遺跡は木古内町の北東部に位置し、標高約80m の海岸段丘上に立地する。平成23・24年度調査の釜谷8遺跡に近接する。調査区は南北に細長く、尾根筋上にあたる中央部と北側、南側の斜面部からなる。最も高い中央部分を中心に多くの遺構、遺物が出土した。
遺構は竪穴住居跡(H)2軒、土坑(P)16基、焼土(F)27か所の計45か所で確認した。竪穴住居跡は縄文時代後期前葉が1軒、縄文晩期が1軒である。土坑は16基すべてが縄文時代後期前葉のもので、フラスコ状ピットを含む径1.5m以上の大型土坑が5か所、径約1mの中型土坑が2か所、直径1m以下の小型土坑が6か所、径約50cm以下の柱穴状小ピットが3か所確認された。焼土は27か所で、大きさや形状も様々で、竪穴住居跡の炉跡、石組炉に伴うものも含まれる。時期は縄文時代中期末から縄文時代晩期にわたり、縄文時代後期前葉が最も多い。
遺物は土器・石器・礫等が約50,250点出土した。土器は33,107点出土した。そのほとんどが縄文時代後期前葉のものである。
石器、礫等は17,143点を数えた。石器は石鏃、つまみ付きナイフ、スクレイパー、石斧、すり石、たたき石、台石・石皿などがあり、特に、スクレイパーとたたき石の数の多さが際立つ。遺構に伴う石器が多いことも特徴の一つで。般入品と考えられる大型の石器も出土した。
剝片石器については接合作業を行い、数多くの接合資料を得ることができた。本遺跡周辺が頁岩を産出する地域でもあり、この遺跡が石器製作地としての性格も有することが考えられた。

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