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Report Type List > 埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等 > 主要地方道成田安食線地方道道路改良事業に伴う埋蔵文化財調査報告書

主要地方道成田安食線地方道道路改良事業に伴う埋蔵文化財調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31931
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.31931
For Citation 財団法人千葉県文化財センター 1993 『千葉県文化財センター調査報告229:主要地方道成田安食線地方道道路改良事業に伴う埋蔵文化財調査報告書』千葉県土木部
財団法人千葉県文化財センター 1993 『主要地方道成田安食線地方道道路改良事業に伴う埋蔵文化財調査報告書』千葉県文化財センター調査報告229
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File
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Title 主要地方道成田安食線地方道道路改良事業に伴う埋蔵文化財調査報告書
Participation-organizations (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
Alternative しゅようちほうどうなりたあじきせんどうろかいりょうじぎょうにともなうまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
Subtitle 成田市上福田和田谷津・上福田保町・仲兵・下福田稲荷原・上福田13号墳・松崎播磨・烏内遺跡
Volume 2
Series 千葉県文化財センター調査報告
Series Number 229
Author
Editorial Organization
財団法人千葉県文化財センター
Publisher
千葉県土木部
Publish Date 19930331
Publisher ID
ZIP CODE 284-0003
TEL 043-422-8811
Aaddress 千葉県四街道市鹿渡809-2
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Japanease Title 房総の終末期方墳
English Title
Author
永沼 律朗
Pages 79 - 85
NAID
Prefecture Chiba Prefecture
Age 古墳
文化財種別
遺跡種別 古墳
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ
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Abstract
Site
Site Name 上福田和田谷津遺跡
Site Name Transcription かみふくだわだやついせき
Order in book
Address 千葉県成田市上福田字保町241-1
Address Transcription ちばけんなりたしかみふくだあざやすまち241-1
City Code 12211
Site Number 43
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 354910.21
East Longitude (WGS) 1401659.00
Dd X Y 35.819502 140.283055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19861101-19861130
19870901-19871009
Research Space
2000
Research Causes 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
古墳
Main Features
竪穴住居跡2
掘立柱建物跡2
Main Foundings
土師器
須恵器
土玉
砥石
Remark
Site Name 上福田保町遺跡
Site Name Transcription かみふくだやすまちいせき
Order in book
Address 千葉県成田市上福田字宮前317-1
Address Transcription ちばけんなりたしかみふくだあざみやまえさんびゃくじゅうななのいち
City Code 12211
Site Number 50
North Latitude (JGD) 354909
East Longitude (JGD) 1401708
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 35.8224 140.2823
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19881205-19890131
Research Space
1670
Research Causes 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
旧石器
Main Features
Main Foundings
Remark
Site Type
Main Age
古墳
Main Features
竪穴住居跡1
溝3
Main Foundings
土師器
須恵器
土製鎌
土製紡錘車
土製鋤先
Remark
Site Name 仲兵遺跡
Site Name Transcription なかびょういせき
Order in book
Address 千葉県成田市上福田字仲兵489ほか
Address Transcription ちばけんなりたしかみふくだあざなかびょう489ほか
City Code 12211
Site Number 52
North Latitude (JGD) 354902
East Longitude (JGD) 1401716
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 35.8204 140.2845
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19900716-19900907
Research Space
440
Research Causes 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
古墳
Main Features
竪穴住居跡1
Main Foundings
土師器
Remark
Site Name 下福田稲荷原遺跡
Site Name Transcription しもふくだいなりはらいせき
Order in book
Address 千葉県成田市下福田字稲荷原731-2
Address Transcription ちばけんなりたししもふくだあざいなりはら731-2
City Code 12211
Site Number 51
North Latitude (JGD) 354857
East Longitude (JGD) 1401720
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 35.8191 140.2856
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19890201-19890329
Research Space
1100
Research Causes 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
竪穴住居跡5
Main Foundings
縄文土器
Remark
Site Type
祭祀
Main Age
古墳
Main Features
祭祀遺構1
Main Foundings
土師器
須恵器
土玉
手捏土器
Remark
Site Type
Main Age
江戸
Main Features
Main Foundings
Remark
Site Name 上福田13号墳
Site Name Transcription かみふくだ13ごうふん
Order in book
Address 千葉県成田市下福田字君作70ほか
Address Transcription ちばけんなりたししもふくだあざきみさく70ほか
City Code 12211
Site Number 46
North Latitude (JGD) 354853
East Longitude (JGD) 1401722
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 35.8179 140.2862
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19871012-19880130
19891101-19900130
Research Space
Research Causes 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
古墳
Main Age
古墳
Main Features
方墳1
Main Foundings
土師器
須恵器
Remark 古墳時代終末期の方墳石室完存。調査後保存
Site Name 松崎播磨遺跡
Site Name Transcription まんざきはりまいせき
Order in book
Address 千葉県成田市松崎字播磨103-4
Address Transcription ちばけんなりたしまんざきあざはりま103-4
City Code 12211
Site Number 41
North Latitude (JGD) 354844
East Longitude (JGD) 1401726
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 35.8154 140.2873
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19860701-19861031
Research Space
3000
Research Causes 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
古墳
Main Features
竪穴住居跡12
Main Foundings
土師器
須恵器
馬具
Remark 古墳時代終末期から奈良時代にかけての集落跡。畿内産土師器模倣土器
Site Type
Main Age
奈良
Main Features
Main Foundings
土師器
須恵器
鉄鏃
Remark
Site Type
Main Age
平安
Main Features
Main Foundings
土師器
須恵器
Remark
Site Name 烏内遺跡
Site Name Transcription からすうちいせき
Order in book
Address 千葉県成田市松崎字烏内354-3
Address Transcription ちばけんなりたしまんざきあざからすうち354-3
City Code 12211
Site Number 28
North Latitude (JGD) 354932
East Longitude (JGD) 1401737
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 35.8288 140.2904
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19880401-19880531
Research Space
550
Research Causes 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
竪穴住居跡8
Main Foundings
縄文土器
Remark
Site Type
Main Age
平安
Main Features
Main Foundings
Remark
Site Type
Main Age
中世(細分不明)
Main Features
Main Foundings
中世陶器
小刀
Remark
Abstract [上福田和田谷津遺跡 要約]
上福田和田谷津遺跡は根木名川に開析された支谷を臨む標高30m前後の台地上に立地する。縄文時代は早期・中期・後期の土器が少量出土したが、遺構はない。検出された遺構は竪穴住居2軒で、1軒は古墳時代後期の7世紀前半、もう1軒は古墳時代終末期から奈良時代にかかる7世紀末から8世紀初め頃の年代のものである。また奈良・平安時代と思われる掘立柱建物が2棟見つかった。そのほかに時期不明の溝状遺構が3条検出された。
[上福田保町遺跡 要約]
上福田保町遺跡は根木名川に開析された支谷を臨む標高31m〜32mの台地上に立地する。旧石器時代は台地中央部で6-7層から、石器片が1点のみ出土した。縄文時代は早期・中期・後期の土器が少量出土したが、遺構はない。そのなかでは後期が多い。検出された遺構は竪穴住居1軒のみで、古墳時代後期、7世紀前半頃の年代のものである。
[仲兵遺跡 要約]
上福田保町遺跡は根木名川に開析された支谷を臨む標高31m〜32mの台地上に立地する。旧石器時代は台地中央部で6-7層から、石器片が1点のみ出土した。縄文時代は早期・中期・後期の土器が少量出土したが、遺構はない。そのなかでは後期が多い。検出された遺構は竪穴住居1軒のみで、古墳時代後期、7世紀前半頃の年代のものである。
[下福田稲荷原遺跡 要約]
下福田稲荷原遺跡は根木名川に開析された支谷を臨む標高31m〜32mの台地上に立地する。縄文時代と思われる竪穴住居が6軒検出されているが、遺物が少なく、時期が不明である。調査区内からは早期・前期・中期・後期の土器が少量出土し、なかでも後期が主体を占める。奈良・平安時代の遺構は竪穴住居が2軒、祭祀的な竪穴建物が1棟、掘立柱建物が1棟、土坑が1基検出された。竪穴建物から出土した土器の時期は8世紀後葉から9世紀中葉で、手捏土器が多量に出土した。手捏土器は竪穴住居1軒と土坑からも出土した。なお竪穴住居は遺物が少ないこと、残りが悪いことで時期が不明瞭である。近世は一辺20mの方形塚が1基調査された。頂部に庚申塔が存在する。そのほか、時期不明の溝状遺構が2条ある。
[上福田13号墳 要約]
上福田13号墳は根木名川に開析された支谷を臨む標高31m前後の台地上南端に立地する。古墳時代終末期の方墳で、墳頂部の標高は34mである。二重周溝を巡らすが、南側は斜面に面するため周溝が巡らない。古墳の規模は内側周溝底面間で東西18.5m、南北21m、外側周溝確認面間で東西38m、南北32mである。埋葬施設は南側に開口する横穴式石室で、石材は貝化石岩である。石室は完存し、調査後保存されている。石室は短い羨道部をもつ単室構造で、羨道前側から奥壁までの長さは4.8mである。前庭部の向かって右側で須恵器甕が据え置かれた状態で出土し、左からは須恵器蓋・高台付杯、土師器杯が出土した。これらの土器の暦年代は7世紀末葉で、古墳築造の下限年代を示すものである。本古墳に伴う遺物は以上の土器群のみで、石室内からは副葬品等は全く見つからなかった。
[松崎播磨遺跡 要約]
松崎播磨遺跡は根木名川に開析された支谷を臨む標高30m〜31mの台地上に立地する。旧石器時代は4-5層上面からナイフ形石器が単独で1点出土した。縄文時代は早期・前期・中期・後期の土器が少量出土したが、遺構はない。古墳時代後期から平安時代にかけて竪穴住居が16軒検出された。時期の内訳を示すと、7世紀前半頃のものが1軒、7世紀後半〜8世紀初頭頃のものが8軒、8世紀中葉〜後葉のものが1軒、9世紀前葉〜中葉のものが2軒、詳細時期が不明なものが4軒である。7世紀後半の大型竪穴住居が1軒あるが、馬具・鏨などの優秀な鉄器が出土し、他の竪穴住居に対する優位性がうかがえる。7世紀末頃の竪穴住居が多いのは、地域的に上福田古墳群や埴生郡家との関連が考えられる。
[烏内遺跡 要約]
烏内遺跡は根木名川に開析された支谷を臨む標高31m〜32mの台地上に立地する。成田・安食線路線本体部分は1983年に調査され、報告書が1985年に刊行されている。今回の調査区は路線本体両脇の歩道部分である。縄文時代の遺構は陥穴1基である。土器は比較的多く出土しており、大部分が後期、堀之内1式から2式にかけてのものである。奈良・平安時代は竪穴住居が8軒見つかった。暦年代は8世紀前葉から9世紀末にわたる。中・近世の遺構は、竪穴状遺構1基、地下式坑3基、土坑4基以上、台地整形区画1か所、溝状遺構5条である。奈良・平安時代の集落と中世遺構は前回の調査でも大規模に検出されており、今回の調査ではその続きが見つかった。

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