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白保竿根田原洞穴遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/19846
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.19846
For Citation 沖縄県立埋蔵文化財センター 2017 『沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書85:白保竿根田原洞穴遺跡』沖縄県立埋蔵文化財センター
沖縄県立埋蔵文化財センター 2017 『白保竿根田原洞穴遺跡』沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書85
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File
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Title 白保竿根田原洞穴遺跡
Participation-organizations 沖縄県立埋蔵文化財センター - 沖縄県
Alternative しらほさおねたばるどうけついせき
Subtitle 重要遺跡範囲確認調査報告書
Volume 1 : 事実報告編
Series 沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書
Series Number 85
Author
Editorial Organization
沖縄県立埋蔵文化財センター
Publisher
沖縄県立埋蔵文化財センター
Publish Date 20170331
Publisher ID 470007
ZIP CODE 9030125
TEL 0988358752
Aaddress 沖縄県中頭郡西原町上原193-7
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 白保竿根田原洞穴遺跡
Site Name Transcription しらほさおねたばるどうけついせき
Order in book
Address 沖縄県石垣市字白保
Address Transcription おきなわけんいしがきしあざしらほ
City Code 47207
Site Number -
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Research Period
20130107-20130306
20131007-20131220
20140603-20140702
20141117-20141119
20150601-20150630
20160627-20160708
Research Space
38
Research Causes 重要遺跡範囲確認調査
OverView
Site Type
散布地
Main Age
旧石器
縄文
中世(細分不明)
沖縄貝塚
Main Features
礫敷遺構
炉跡
Main Foundings
人骨
脊椎動物遺体
石器
石器石材
土器
陶磁器
Remark 八重山諸島初の更新世人骨、完新世初頭分仮想、下田原期人骨を発見。また、炉跡と共に15世紀前後の貿易陶磁器を確認。
主な時代:旧石器 完新世初頭 下田原木 無土器期 中森期
種別 : 埋蔵文化財包蔵地
北緯(世界測地系)24度24分147秒 東経(世界測地系)124度14分458秒
Abstract 白保竿根田原洞穴遺跡は、2008年の洞穴測量調査時に、人骨や貝類などの遺物が回収されたことにより発見された。その後、2010年8 月~11月までの4ヶ月間にわたって新石垣空港建設に伴う緊急発掘調査が実施された(第1次調査)。調査中には様々な分析が並行して行われ、今から約20,000BPとする八重山諸島初の旧石器時代人骨の出土など重要な成果が得られたことから、遺跡は空港敷地内に現地保存されることが決まった。
 この緊急調査ののち、遺跡を適切に評価し、保存する目的で2012年度~2016年度の5ヶ年計画により、文化庁補助を受け重要遺跡範囲確認調査を実施した(第2次調査)。調査は第1次調査の手法を踏襲して実施し、約38㎡を調査し、遺跡の詳細な範囲や遺物の出土状況等を把握することができた。
 調査に際しては、人類学や地質学の協力を得るとともに、関連する有識者で構成する白保竿根田原洞穴遺跡調査指導委員会を設置し、遺跡の評価を行いつつ調査から資料整理、報告書作成までを行った。
 この確認調査では、主にⅢA層(下田原期)、ⅢB層(完新世初期)、ⅢC~E 層(旧石器時代・後期更新世)を調査し、ⅢA・ⅢB層からは石器の可能性を有する石英片や土器、人骨、イノシシ骨等の遺物を得た。続いてⅢC~E層からは、多くの人骨片を得ることができた。これらの遺物は、調査終了後も出土状況の再現・検証を行う目的で、可能な限り3次元の位置情報を記録した。
 また、遺跡から回収した約35tにおよぶ土砂を水洗選別(フローテーション)し、微細遺物の回収を行った。この作業により、現地で回収できなかった人骨のパーツやネズミ等の小型動物骨を多数得ることができた。さらに、洞穴堆積物分析、放射性炭素年代測定、ミトコンドリアDNA分析などの各種分析作業を行った。本報告書は事実報告編として、これらの成果をまとたものである。

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