立道遺跡
URL | https://sitereports.nabunken.go.jp/21639 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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DOI | http://doi.org/10.24484/sitereports.21639 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
For Citation | 静岡県埋蔵文化財センター 2015 『静岡県埋蔵文化財センター調査報告48:立道遺跡』静岡県埋蔵文化財センター | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
静岡県埋蔵文化財センター 2015 『立道遺跡』静岡県埋蔵文化財センター調査報告48 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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File |
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Title | 立道遺跡 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Participation-organizations | 静岡県埋蔵文化財センター - 静岡県 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Alternative | たつみちいせき | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Subtitle | 新東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 ; 御殿場市-1/新東名No.4地点 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Volume | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Series | 静岡県埋蔵文化財センター調査報告 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Series Number | 48 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Author | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Editorial Organization |
静岡県埋蔵文化財センター
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Publisher |
静岡県埋蔵文化財センター
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Publish Date | 20150331 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Publisher ID | 22000 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ZIP CODE | 4228002 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
TEL | 0542624261 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Aaddress | 静岡県静岡市駿河区谷田23番20号 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Report Type Codes |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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NII Type | Research Paper | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Research Report | 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NCID | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
JP Number | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Other Resource |
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Remark | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Articles | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Site |
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Abstract | 試掘確認調査では、17ヶ所のテストピットを設定し調査した。その結果に基づき、遺構が集中していると想定される地点で本発掘調査を実施した。古代~中世の遺物として土師器及び、灰釉陶器ないし山茶碗の小片が出土したが、他から持ち込まれた可能性もあり、本遺跡に本来あったものか不明である。包含層中より、近世陶器が出土した。試堀確認調査及び本調査で、遺構として土坑、溝状遺構、小穴が検出された。調査区内には宝永テフラの堆積が残存している部分があり、遺構の中には宝永テフラ層より古いと考えられるものが存在する。土坑はバリエーションがあり、円形のものと、細長い長方形で整然としたつくりのもの等に分類できる。遺構に伴う遺物は皆無であり、正確な時期比定は困難だが、近世以降の所産で、新しいものは近代まで下るかもしれない。整然とした長方形土坑は耕作に関わる遺構(天地返し痕)の可能性が強い。また、円形土坑は大型で、墓壙の可能性を想定した。表土出土のものを含め近世陶磁器が少量出土したが、新しい時期の客土等に混入したものが含まれている可能性がある。重機による表土等掘削中に常滑片と白磁瓶を採取した。白磁瓶は化粧クリームの容器の可能性が考えられる。底部に製造に関わる記号が認められた。それによれば、岐阜県土岐郡下石町(現土岐市)でアジア・太平洋戦争期に、統制品として生産された瓶であることが判明した。全体として、掘削面積等から見て僅少な遺物量であり、遺構も直接生活に関連するものはなく、耕作等を除き人が常時立ち入る土地ではなかったと想定される。なお、自然科学分析により、調査区の一部で検出されたスコリア層は、プライマリーな宝永テフラ層であることが確認できた。 |