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南太閤山1遺跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/130829
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.130829
For Citation 公益財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査課 2023 『富山県文化振興財団埋蔵文化財発掘調査報告79:南太閤山1遺跡発掘調査報告』公益財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査課
公益財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査課 2023 『南太閤山1遺跡発掘調査報告』富山県文化振興財団埋蔵文化財発掘調査報告79
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File
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Title 南太閤山1遺跡発掘調査報告
Participation-organizations (公財)富山県文化振興財団埋蔵文化財調査課 - 富山県
Alternative みなみたいこうやまいちいせきはっくつちょうさほうこく
Subtitle 主要地方道高岡小杉線道路改良事業に伴う埋蔵文化財発掘報告
Volume
Series 富山県文化振興財団埋蔵文化財発掘調査報告
Series Number 79
Author
Editorial Organization
公益財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査課
Publisher
公益財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査課
Publish Date 20230317
Publisher ID 16201
ZIP CODE 9300887
TEL 0764424229
Aaddress 富山県富山市五福4384番1号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 南太閤山Ⅰ遺跡
Site Name Transcription みなみたいこうやまいちいせき
Order in book
Address 富山県射水市橋下条
Address Transcription とやまけんいみずしはしげじょう
City Code 16211
Site Number 381097
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 364147
East Longitude (WGS) 1370444
Dd X Y 36.696388 137.078888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20200605-20200930
Research Space
740
Research Causes 道路(主要地方道高岡小杉線)改良事業に伴う事前調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
土坑
土器集中地点
礫集中地点
Main Foundings
縄文土器
土師器
須恵器
土製品
木製品
種実製品
石製品
骨角歯牙製品
動物遺体
植物遺体
Remark 縄文時代早期末葉から前期中葉を主体とする土器・石製品が谷の肩部から多量の半裁されたオニグルミとともに出土
Abstract 前回の昭和60(1985)年調査では、谷部への傾斜地から縄文時代早期末葉から前期前葉を主体とする縄文土器・土製品、木製品、石製品などともに大量の植物遺体(オニグルミ核、クリ堅果の果皮・子葉、カヤの種子など)が見つかった。特に膨大な量のオニグルミについては、その破損状況から人為的に割られたものと考えられ、他の種子類とともに植物残滓として投棄されたと考えられた。
今回の令和2(2020)年調査は、前回調査地区の北側にあたり、連続する傾斜地の検出が予測された。このため前回調査成果を参考とし、オニグルミを包含層する土壌を重点的に取り上げて洗浄し、より微細な遺物を採取することに努めた。この結果、遺構は谷部の延長と数基の土坑を検出するに止まったが、遺物の様相は前回をより補完する結果となった。縄文土器は、早期末から前期中葉のものがあるが、小片が多く器形が復元できる個体数は少ない。木製品は、アサ素材の赤漆塗糸と縄以外は樹皮素材や用途不明の加工材が多い。半裁したクルミに穿孔を施した種実製品には、赤漆を表面に塗布したヒメグルミ1点と、穿孔のみのオニグルミ91点がある。石製品は954点出土し、石鏃と石錘でその5割を占め、前回同様石錘が多いのはこの遺跡の特徴である。
大量に出土したオニグルミは99%が半分または破片で、地点ごとに計測・分類を行うことにより、欠損部位からその割り方の傾向や出土分布状況を検証した。食用となるクリ・カヤ・オニバス・ヒシ属についても同様に大きさと出土分布状況を把握し、当時の植物利用の一端を明らかにすることができた。土壌洗浄によって得られたその他の植物遺体についても当時の植生を考える上で良好なデータを得ることができた。

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