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Prefecture List > 宮城県 > 山元町 > 北経塚遺跡 

北経塚遺跡 

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/62188
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.62188
For Citation 山元町教育委員会 2017 『山元町文化財調査報告書14:北経塚遺跡 』山元町教育委員会
山元町教育委員会 2017 『北経塚遺跡 』山元町文化財調査報告書14
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File
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Title 北経塚遺跡 
Participation-organizations 山元町 - 宮城県
Alternative きたきょうづかいせき
Subtitle 第5次発掘調査 / 店舗建設事業に係る発掘調査報告書
Volume
Series 山元町文化財調査報告書
Series Number 14
Author
Editorial Organization
山元町教育委員会
Publisher
山元町教育委員会
Publish Date 20170131
Publisher ID 04362
ZIP CODE
TEL
Aaddress
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 北経塚遺跡
Site Name Transcription きたきょうづかいせき
Order in book
Address 宮城県亘理郡山元町小平字北
Address Transcription みやぎけんわたりぐんやまもとちょうこだいらあざきた
City Code 04362
Site Number 14010
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 375904
East Longitude (WGS) 1405204
Dd X Y 37.984444 140.867777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20150803-20151005
Research Space
1925
Research Causes 店舗建設
OverView
Site Type
城館
Main Age
鎌倉
南北朝
室町
戦国
Main Features
掘立柱建物跡
溝跡
井戸跡
土坑
Main Foundings
中世陶器
かわらけ
青磁
漆器
Remark *種別:屋敷跡
*検出した遺構
掘立柱建物跡16棟
溝跡5条
井戸跡1基
土坑14基
Site Type
散布地
Main Age
縄文
Main Features
落とし穴
Main Foundings
縄文土器
石器
Remark *縄文時代前期
*検出した遺構
 落とし穴1基
Site Type
散布地
Main Age
古墳
Main Features
土坑
Main Foundings
土師器
Remark *古墳時代前期
*検出した遺構
 土坑1基
Site Type
散布地
Main Age
奈良
平安
Main Features
木炭焼成土坑
Main Foundings
土師器
須恵器
Remark *奈良時代末~平安時代前半
*検出した遺構
木炭焼成土坑1基
Abstract ・北経塚遺跡は、宮城県南東部の亘理郡山元町小平字北地内に位置し、阿武隈山地から東に延びる丘陵上に位置する。調査の結果、掘立柱建物跡16棟、溝跡5条、井戸跡1基、土坑41基、柱穴・ピット568個を検出し、縄文土器、石器、土師器、須恵器、かわらけ、中世陶器、青磁、漆器が出土した。
・縄文時代の遺構には、SK176落とし穴状遺構がある。SK176からは遺物は出土していないが、堆積土から採取した炭化物の放射性炭素年代測定の結果や周辺の調査区の事例から、縄文時代前期頃の遺構と考えられる。
・古墳時代の遺構には、SK164土坑がある。SK164からは土師器 器台が出土し、その特徴から古墳時代前期の遺構とみられる。
・奈良・平安時代の遺構には、SK175木炭焼成土坑がある。SK175は、出土した炭化物片の放射性炭素年代測定の結果から、奈良時代末~平安時代前半頃(暦年較正年代788~871cal AD)の遺構とみられる。
・中世の遺構には、掘立柱建物跡16棟(SB185~200)、柱穴・ピット377個(P746~1122)、溝跡5条(SD138~142)、井戸跡1基(SE143)、土坑14基(SK159・161・162・165~174・178)がある。これらは、中世の屋敷を構成する建物とそれに関連する遺構であると考えられる。建物は「L字状」に配置され、建物群の南東部には空閑地があり、屋敷内の生活で使用されたと考えられる土坑が分布する。井戸は建物群の西端に配置され、建物分布範囲の西端には区画溝の可能性がある溝跡が巡る。屋敷を構成する建物は7時期以上の変遷があったと想定され、その年代幅は12世紀代~15世紀後半または12世紀代~17世紀初頭頃の間におさまるとみられる。出土遺物は中世陶器、かわらけ、青磁、漆器が出土した。出土した中世陶器の大半は白石窯等の在地産であるが、渥美産・常滑産・古瀬戸産の中世陶器や中国龍泉窯産の青磁といった搬入品も少量確認された。今回確認した中世集落は、遺跡西側に位置する小平館跡と関連する階層が居住した屋敷跡であった可能性が考えられる。
・この他、時期不明の遺構が多数残されているが、これらの多くは中世に属する可能性がある。

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