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北小松遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/9918
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.9918
For Citation 宮城県教育委員会 2011 『宮城県文化財調査報告書226:北小松遺跡』宮城県教育委員会
宮城県教育委員会 2011 『北小松遺跡』宮城県文化財調査報告書226
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=和宏|last=生田|first2=啓之|last2=伊藤|title=北小松遺跡|origdate=2011-05-31|date=2011-05-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/9918|location=宮城県仙台市青葉区本町3-8-1|ncid=BB06089019|doi=10.24484/sitereports.9918|series=宮城県文化財調査報告書|volume=226}} 閉じる
File
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Title 北小松遺跡
Participation-organizations 宮城県教育委員会 - 宮城県
Alternative きたこまついせき
Subtitle 田尻西部地区ほ場整備事業に係る平成20年度発掘調査報告書
Volume
Series 宮城県文化財調査報告書
Series Number 226
Author
Editorial Organization
宮城県教育委員会
Publisher
宮城県教育委員会
Publish Date 20110531
Publisher ID 04000
ZIP CODE 9808423
TEL 0222113684
Aaddress 宮城県仙台市青葉区本町3-8-1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 北小松遺跡
Site Name Transcription きたこまついせき
Order in book
Address 宮城県大崎市田尻小松字北小松ほか
Address Transcription みやぎけんおおさきしたじりこまつあざきたこまつ
City Code 04204
Site Number 38005
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 383700
East Longitude (WGS) 1410030
Dd X Y 38.616666 141.008333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20080509-20081210
Research Space
5472
Research Causes ほ場整備事業
OverView
Site Type
散布地
Main Age
縄文
奈良
平安
Main Features
集石遺構
土坑
遺物包含層
Main Foundings
縄文土器
土製品
石器
石製品
木製品
骨角牙製品
動植物遺存体
Remark 縄文時代の晩期後葉から末葉の遺物包含層から多量の土器・石器が出土。
Abstract  北小松遺跡周辺の地形は,複雑に開析された低丘陵とそれに囲まれる沖積地から構成される。この沖積地下には縄文時代には沼地が広がっており,その縁辺,特に低丘陵突端の斜面から裾部にあたる場所で,縄文時代晩期の集石遺構1基,土坑9基,ピット数基のほか,低湿性の遺物包含層を多くの地点で検出した。遺物は土器・土製品・,石器・石製品,木製品,骨角牙製品,動植物遺存体などが出土した。その時期は縄文時代前期初頭から前葉,中期末葉,晩期後葉から末葉に大別できるが,大半は縄文時代晩期後葉から末葉のものである。遺物の多くは,低丘陵や微高地上に想定される集落から,土砂などとともに流入してきたとみられるが,廃棄場所やそれに近接していたと考えられるものもある。過去の調査成果とあわせると,この北小松遺跡をはじめとする田尻西部地区に広がる縄文時代の集落は,前期初頭から前期前葉,中期末葉,後期中葉・後葉,晩期前葉・中葉までは小規模な集落が点在するのみであったが,晩期後葉から末葉になると集落の規模や数が急激に増大し,その分布も広範囲となるなど最盛期を迎えるようになる。そして弥生時代前期に発生した大洪水の後は,集落の規模や数は急激に減少し,再び小規模な集落が点在するようになる。
 これらの成果は縄文時代の集落内の場の性格,個々の集落の構成や機能,集落間の諸関係,集落群の広がり,そしてそれらの変遷などを,具体的かつ総合的に分析する際の重要な事例として注目される。また前期初頭から前葉と晩期後葉から末葉の遺跡は,宮城県内では本格的な調査例が少なく,層位的な変遷が分析できる比較資料もあまり恵まれていなかった。今回の調査は宮城県における縄文時代の土器編年等を考える上でも重要な成果といえる。

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