第５回石岡市文化財調査報告会

石岡市内には、現在398ヶ所の埋蔵文化財包蔵地（遺跡）があります。遺跡内で工事等が行われる場合には試掘調査を行い、遺跡が保存できない場合は本格的な発掘調査を行っています。その件数は年間70件以上。毎週市内のどこかで発掘調査が行われていることになります。
また，125件の国・県・市の指定文化財、そして19棟の国登録文化財をはじめ、多くの「歴史遺産」があります。その調査も随時行われています。
これらの調査成果は、石岡市の歴史に新たなページを加えるものです。今回は、建造物や古文書の最新の調査成果、昨年度の地域おこし協力隊の活動報告、縄文時代に関する発掘調査3件の報告を行います。今回も報告者は、調査の担当者等、実際に携わったもの。「現場」での感動・エピソード―「生の声」をお届けします。

会場　常陸風土記の丘研修室（石岡市染谷1646）

定員　先着50人（申込不要。直接会場にお集まりください）

プログラム

10:00　石岡市旧市街地の町家―看板建築を中心に―　　藤川昌樹（筑波大学システム情報系）
10:40　水戸線の開業―常総鉄道との競願をめぐって―　　川俣正英（桜川市教育委員会）
11:20　石岡いいね！―いにしえの先人の想いに心を馳せ―　　田口裕哲・田口園美（平成30年度地域おこし協力隊）
12:00　休憩
13:00　東田中遺跡（4区）―いにしえの海辺のくらし―　　作山智彦（つくばみらい市立十和小学校）
13:40　三村地蔵窪貝塚、東田中遺跡の動物遺体　　阿部きよ子（美浦村文化財協力員）
14:20　鹿の子遺跡―縄文時代の「落とし穴」―　　谷仲俊雄（石岡市教育委員会）
15:00　関連展示「石岡を掘る」展示解説